瀬戸の陶壁 2022/02/14

当店のメールマガジン「瀬戸だより」で瀬戸の陶壁を取り上げました。瀬戸信用金庫アートギャラリーの企画展を受けてのことでしたが、私が一番好きな陶壁はギャラリーの展示にはなく(まあ、残っているのかわからないやつですが)愛知県労働者研修センタ-・サンパレア瀬戸の加藤唐九郎作「野龍共に吠く」というロビーの吹き抜けにあった大きな陶壁です。これは「瀬戸だより」の84号(2008/01/12発行)で取り上げ、これをきっかけに新聞取材(陶壁文化についての記事)を受けたのを憶えています。

たぶん瀬戸市内の陶壁での最も大きなものだったんじゃないかと思います。唐九郎氏の脂の乗り切った時期の製作じゃないかと。2008年に閉館させた後は立ち入りができないので見ることはできませんが、建物自体は残っていると思います(未確認ですが)。

陶壁は建物が取り壊されればそれと同じに消えていく運命と思います。ただ取り壊し前には写真など資料としてしっかり保存されることを望みます。