瀬戸だより 360 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

360号「赤津三種」という話

2013/05/11発行



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瀬戸・赤津の赤津焼会館の壁は美しい織部。

 連休も終わりましたね。結局、どこにも行かず家で過ごしておりました。 今年も今月7日から「ミスせともの」の募集が始まりました。せともの祭でお披露目、そして一年間瀬戸のPRに頑張っていただくのがミスせとものです。瀬戸愛にあふれたお嬢さん!いかがですか!!

 今週末(11日・12日)は「しなの工房めぐり」と「赤津窯の里めぐり アートフェスティバル」が行われています。あいにくの雨模様ですが、毎回人気のイベントです。

 そのイベントのコースになっている赤津地区は瀬戸でも古くからせともの作りが行われてきた場所です。その町並みは家と窯元・作家さんの工房が混ざり合っている趣を感じさせるものです。
 先日その赤津の歴史を展示する「新出土品展 赤津焼の歴史」(瀬戸蔵ミュージアム 7月7日まで)を見て来ました。瀬戸の歴史はこのところの陶祖800年祭関連のイベント・企画展などを含め見ることよくはありますが、赤津という地区のものづくりの深く知る機会になりました。
 不勉強を告白しますが、今回の展示で「赤津三種」というものを初めて知りました。江戸時代に当時の赤津村で作られていた特徴的な器種を指すものです。15世紀から作られ続けてきた「擂鉢」、17世紀後半に登場してきた「銭甕」・「半胴」の三種です。
 擂鉢は今でもお馴染みの形態のあのすり鉢です。初期の擂鉢も今のすり鉢もかたちは変わりないように思います。しかし、この展示で擂鉢が発掘された窯跡の時代を知るための鍵になることがわかります。長くにわたって作り続けられていることもあり、縁の作りが時代によって微妙に変化しているのです。擂鉢にも流行があったのでしょうか。
 銭甕は大きめのカップ、カフェオレボウルみたいなサイズ・形状でしょうか。商家で銭を入れるのに使った、あるいは銭を鋳造する際のるつぼに使われたと諸説あるようで、実際の用途は不明ということです。
 同様に半胴は銭甕より二回りほど大きなサイズで底が平らになったもの。貯水用の容器ということですが実際は用途不明。大きさを見ても水の入る量は多くないようです。
 赤津三種。特産品として江戸時代に大量に作られているにもかかわらず、その内にふたつが用途不明というのは実に不思議なものです。

 他にも窯の変遷や尾張藩の保護を受けた窯元(御窯屋)の系譜など、意外と知らない赤津焼について興味深い展示でした。

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