瀬戸だより 359 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

359号「愛陶工と新書」という話

2013/05/04発行



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瀬戸川沿いにある愛陶工。

 明日は「こどもの日」。青空に鯉のぼりが泳ぐ季節ですね。ただ今年は肌寒い日がまだあります。鯉のぼりが風邪をひいちゃいそうですね。
 瀬戸市内には鯉のぼりを揚げない、端午の節句を行わない地域や家があります。落武者のたたりという話ですが、うちも節句は行いません(この話は過去に「瀬戸だより」でも書いています)。

■瀬戸だより46号「鯉のぼりと落武者」という話
■瀬戸だより253号「落武者を思う」という話

 先日、組合(瀬戸陶磁器卸商業協同組合)に行ったところ、一冊の本をいただきました。「皆で仕事の感動を」(中経マイウェイ新書)。愛知県陶磁器工業協同組合理事長・加藤庄平さんがお書きになったものです。

 愛知県陶磁器工業協同組合。瀬戸では「愛陶工」と呼ばれることが多く、その方が馴染みがあります。ちなみにうちの店も組合員である瀬戸陶磁器卸商業協同組合の方は「陶商」と呼ばれます。
 この本の中にもありますが、愛陶工は陶土を採掘する鉱山の事業など長く瀬戸の焼き物作りを支えています。
 愛陶工はうちの店からも近い瀬戸川沿いにあります。以前は直営ショップとしてせとものプラザを併設していましたので、瀬戸を訪れた際に立ち寄られたという方も多いと思います。今は愛陶工の直営ショップは瀬戸蔵内に移り、せとものプラザのあった場所は喫茶店になっています。

 この一冊、瀬戸の焼き物作りと愛陶工の歴史、著者の経営する丸窯製陶所のこと、そして瀬戸焼の将来についての展望など、たいへん興味深く読ませていただきました。
 窯業界を取り巻く近年の状況は、業界の外からはなかなか実感がわかりにくいかと思いますが、たいへん厳しい中に置かれています。本書にも書かれていますが、過去、瀬戸の先人たちはさらに厳しい時代であっても、技術とアイデアと、そして瀬戸の恵まれた歴史と環境を活かし乗り越えてきたことを思い、新しい時代の波にのっていこうという姿勢に共感しました。
 日本で最初の施釉陶器が作られたのも瀬戸。それから時代時代の転換点も数多く乗り越え、新しいことに挑戦し続けて、絶えることなく現代まで焼き物作りが続いてきた土地です。本当に瀬戸は「しぶとい」産地なんです。

 組合部会の総会などで来賓として加藤愛陶工理事長をお迎えして挨拶をいただくことがあります。ユーモアを交えながらも、時代や状況を的確に捉えたお話はいつも楽しみに聞かせていただいています。この新書も、陶芸ではない、窯業としての瀬戸を知る貴重で興味深い一冊になると思います。

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