瀬戸だより 354 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

354号「瀬戸焼の特徴は?」という話

2013/03/30発行



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瀬戸といえば、やっぱり織部とかのイメージが来るんでしょうね。

 桜。花見を予定してらっしゃる方、もう花見をしましたという方も多いのではないでしょうか。瀬戸でも八分咲き、九分咲きという感じです。近所の公園を見て来ましたが、今週末が花見にはベストでしょうか。いつもの年より、一週間ほど早いように感じます。

 今年初めから、陶祖800年祭に合わせて作られる「瀬戸焼ハンドブック」の会議に参加させていただいています。瀬戸市や商工会議所、陶磁器に関わる各種組合などが参加して内容などについて意見を出しています。なかなか勉強になる作業です。

 最初の会議の冒頭で「瀬戸焼の特徴は何か?」という問いが参加者(せとものの関係者)に対して投げかけられました。これは当たり前のように日々接している瀬戸焼ですが、あらためて考えるととても難しい問題です。

 産地ブランドとして登録された瀬戸焼の定義は生産される地域や製品分野で枠を設けた感じです。一般的なイメージとしては織部や黄瀬戸、志野などの釉薬を用いた手作りの美術工芸品としての「陶器・器」となるのでしょうか。
 もちろん染付けなど磁器製品も作られています。瀬戸ノベルティと呼ばれる繊細な作りの人形や置物も瀬戸を代表する製品です。
 さらに碍子やファインセラミックスのような工業製品も瀬戸ならではの製品と言えます。

 白く極めが細かく様々な用途に使うことが出来る「土」に恵まれているというのが、瀬戸の産地の特色というのは間違いないでしょう。白いが故に色とりどりな釉薬が発展したと思います。また、その汎用性から様々な分野に応用が効いたということも特徴でしょう。

 この「なんでも出来る産地・瀬戸」というのは間違いないところですが、どこか曖昧な器用貧乏的なイメージにも陥ってしまいがちです。
 会議の後もここ数ヶ月、いろいろ瀬戸焼は何かということを自問自答しています。
 どうしても窯業産地という点で考えれば「土」が各々の産地を特徴するキーになってくるんでしょうが、あまりにマルチプレーヤー的な瀬戸の土。
 歴史を見れば、日本で最初の施釉陶器が作られたのもこの地域。他からの影響や技術の習得もありますが、過去から現在の先端を行くファインセラミックスの工業製品まで、常に(窯業各分野の)先端にいたのが瀬戸のように思います。

 深い歴史と広い裾野を持った「なにが飛び出すかわからないびっくり箱のような産地」が瀬戸・瀬戸焼の魅力じゃないかと私は思います。
 手作りの工芸品だけが瀬戸と思っていると、たぶんびっくりすると思いますよ。

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