瀬戸だより 352 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

352号「目鼻石」という話

2013/03/16発行



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画像は準備中。

 卒業式に入学試験。そんな季節ですね。 ニュースでは桜の開花もきかれるようになってきて(今年は早いようですね)、花粉もそろそろ終わりに近づいているような話をしていましたが、アレルギーでつらい毎日をおくっていらっしゃる方はまだまだマスクが手放せないようです。あと少し我慢ですね。

 瀬戸に長年住んでいても行ってみたいと思いながら行ったことがない場所というのは意外とあるものです。毎年春が近づいて水温む頃になると思い出すのが「目鼻石」です。

 目鼻石は瀬戸の水野川が庄内川に合流する手前、十軒町あたりから道路のカーブが始まる辺りにあります。
 ここは道路側から見ると急に深い渓谷になっていて、大きな岩の間を水が流れています。長年の浸食をのため削られ、窪みが岩や川床に見られる独特の風景が作られています。その侵食で開けられた穴がちょうど人の目、膨らみが鼻に見える大きな岩が目鼻石です。瀬戸市の指定名勝にもなっています。

 並行して走る道路が狭くカーブも多く交通量もあるので車を止めて気軽に見に行くという場所ではなく、目鼻石まで降りていく道もわかりにくいため意外と知られてないように感じます。江戸時代後期の「尾張名所図会」にも目鼻石はしっかり紹介されているので、当時から知られた名勝だったのでしょう。

 夏には木々の緑の葉が茂り道路からはなかなか見難いのですが、葉が落ちる冬にはところどころ見下ろせるようになり、川に沿った道を通るたび(注意しながら)のぞき込んでいました。暖かくなったら一度訪ねてみよう思いながら‥‥。
 気になるのには理由があります。亡き父が子どもの頃に夏になるとよく遊びに行ったようで、思い出話として聞かせてくれたからなんです。当時(戦前ですね)の目鼻石周辺は名勝・観光地として瀬戸周辺ではかなり知られていて、夏には避暑地としても人気があったようです。遊園地(時代的にもどんなものだったかはわかりませんが)もあり、別荘などもかなり建てられていたようです。その別荘を「借りて」夏を目鼻石で家族で過ごしていたというのが、父にとって楽しい思い出だったようです。

 今は別荘や遊園地などは全く想像のできない場所ですが、目鼻石は変わらず残っています。もう少し暖かくなったら川まで降りて見てきたいと思っています。

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