瀬戸だより 350 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

350号 「京焼の伝統」という話

2013/03/02発行



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愛知県陶磁資料館入口。

 もう3月。2月の初めから行われていた「陶のまち 瀬戸のお雛めぐり」のイベントもいよいよ明日まで。また同じく、瀬戸電6600系の引退も。
 今週は見事、インフルエンザに罹り数日ダウンしてしまいました。
 子どもからうつされ、回復してホッとしたところ、今は妻がダウンしています。こういう時だけは家族妙に仲がいいわけで‥‥。皆さんも気をつけてお過ごしください。

 現在、瀬戸市・愛知県陶磁資料館では「陶家の蒐集と制作 清水六兵衛家 ~京の華やぎ~」が開催中です。
 自分は全く勉強不足というか、なかなか他の産地の作品をしっかり見てみる(見てくる)機会というのは多くありません。今回は瀬戸市内にて京焼の清水六兵衛家の初代から当代(8代)までの制作した作品と様々な蒐集品を展示しています。

 歴史ある陶磁器の産地にはやはり歴史のある、代々続くような陶家があるものです。何代もその家が第一線の陶家として製作を続けていくというのはむずかしいものです。そんなひとつの陶家、清水六兵衛家の歴代の作品をまとめて見ることができるなかなかないチャンスということですね。合わせてその代々が収集した工芸品・美術品も展示されているので、その時代時代の空気や好みも感じられます。

 そもそも、陶家が代を重ねるというのはどんなことなんでしょうか。
 想像できるのは先代の技を次の代が継ぎ、高めていく‥‥DNAのようなイメージでしょうか。今回の展示でもその辺りを楽しみにしていました。周りの作家さんを見ていても先代から釉薬や技法など継いでいく例は多くあります。
 今回の展示で感じたのは、京焼(清水六兵衛家)の奥の深さでした。京焼としてステレオタイプに思いつくスタイルではなく、代々がほんとうに様々な時代時代の技術なりデザインを取り込み大きな京焼の流れを作ってきたという印象です。

 伝統というものは単に先の時代を繰り返していく(焼き直していく)だけでなく、絶えず新しい時代の息吹を深呼吸し続けていかなくては、維持発展させていくのはとても厳しいものである。伝統というものを深く考える展示でした。

 3月24日まで。愛知県陶磁資料館。

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