瀬戸だより 283 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

283号 「茶碗ってやっぱりすごい」という話

2011/11/19発行



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名古屋・栄のテレビ塔。地デジ化でアンテナが取り外されました。
なんかさみしい感じでもあります。

 今週は岩屋堂の夜間のライトアップも始まりました。紅葉の方はまだこれからが本番の色付きと言った感じです。なかなか予定通りには自然は進んでくれないようです。写真好きの方によると、色付き始めた紅葉も葉っぱ一枚一枚は縮れたものが多く「アップで撮るより今年は引きで風景全体を狙った方がいいなあ」ということです。瀬戸の紅葉はまだまだ楽しめますよ。


 さて、今週は現在名古屋・松坂屋美術館で開催中の「茶碗 今を生きる~樂歴代と現代を語る名碗~」を見てきました。

 桃山から江戸時代を経て近現代まで、樂家代々の名品を軸に各時代を代表する国焼茶碗が展示されています。桃山の利休が実際に触れた茶碗が目の前にある!‥‥茶道を知らない私でもスタートから何とも言えない感動を持つことができました。


 平日の午後に行ったのですが、かなり多くの来場者で会場は賑わっていました。着物のご婦人も多く、来場者同士の会話を聞いていても(立ち聞きは失礼なんですけどね)お茶会の話題だったり、以前どこかでその茶碗を見たという話題だったりと、茶道関係者がほとんどという印象でした。

 樂家代々の茶碗が軸になっていることもあり、桃山から始まる展示は黒い茶碗が並びます。必要以上に落とされた感じさえする展示室の照明は茶碗のみに光が当てられています。その照明も茶碗を見て行くにつれ、たぶんそれらの茶碗が作られた時代のけして明るくはないだろう茶室の光を想像させるものに感じてきました。
 黒く、歪んだ一点一点の茶碗はその茶碗が歩んできた歴史も含めて、重く静かなオーラをまとっているようです。桃山の展示部分を見ただけでかなりのエネルギーを使ったというか、もうすでにかなりの満腹感でした。

 展示は江戸の各時期、近代を経て現代の川喜田半泥子や加藤唐九郎らの展示に続いて終わります。桃山の茶碗に範をとり土に向かった作家たちの作品を見ていると、桃山から続く茶陶の流れの中に確実にそれらはあり、(「時代・歴史」という衣をまとっていない)現代の作品であることも感じました。


 展示された茶碗、どれをとってもたった一個で茶室という空間を満たしてしまう魅力・迫力のあるものに違いありません。そんな茶碗が80点も集まった濃厚な展示。私はお客様との予定があったためゆっくり見る時間がなく残念でしたが、興味のある方なら半日かけても楽しめると思います。

 11月27日日曜日まで。名古屋・松坂屋美術館。

2011/11/19

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