瀬戸だより 279 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

279号 「過去からの流れの中に」という話

2011/10/22発行



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セラミックパークMINO。ここからの景色は好きです。

 今週は、足踏みが続いていた中日ドラゴンズの優勝・2連覇が決まり、名古屋も瀬戸も盛り上がりました。このまま、日本一まで駆け上がって欲しいものです。
 来年の干支は奇しくも龍。地元での龍置物の売上は増えるような気もします(希望!)。頑張れ!!

 現在、多治見市・セラミックパークMINOで開催中の第9回 国際陶磁器展美濃を見てきました。開催中と言っても明日の23日日曜日が最終日となっております。もっと早くレポートと思っていましたが、ぎりぎりになってしまいました。今回は早くから前売り券を入手していたんですけど、時間がとれずに‥‥。

国際陶磁器フェスティバル美濃ということで他にも様々なイベントがあちこちの会場で行われています。興味は尽きないのですが、とにかく陶磁器展だけを駆け足で見てきました。

 3年ごとに行われるこの催し、今回が9回目。国際陶磁器展は「国際」の名がつくように海外からも出品がある日本国内でもめずらしい国際的な陶磁器コンペティションです。

 チケットを見せて会場に入るのですが、会場への入り口は何度も折り返しながら(まっすぐの通路であれば10メートルもないのでしょうが)かなり距離を歩く薄暗い通路になっていました。壁には須恵器から始まる美濃焼の歴史が順に解説されています。量産された山茶碗の時代、やがて織部・黄瀬戸・志野が登場する桃山の時代‥‥。このあたりは瀬戸の歴史もよく似ていますね。何しろ山を挟んで隣り合った産地ですから。
 国際陶磁器展の入り口になぜここまで歴史の解説展示があるのか、最初ちょっと不思議でした。

 会場に展示されている作品の数々はとても面白く見ることが出来ました。オブジェから食器、様々な形、大きさの作品たち。量産を意識したもの、技巧的なものも目を引きます。
 外国からの作品はその作者の文化的なバックボーンを感じさせるものもありました。そんな中、日本国内からの作品を見続けていると海外の作品群とはなにか違う共通するものを感じるのです。それはきっと作家の個性や作風の裏側に流れる日本の陶磁器のDNAのようなものではないでしょうか。そう、先の入り口で遡ってきた日本の陶磁史の延長線上に確実に日本の現代陶芸はあるのです。風変わりな形態であっても、斬新な技工であっても、それぞれは土器から始まる(多少は角度は違っても)陶磁史の直線上に置かれている気がするのです。

 展示の流れを作るにあたっての、その企画者のメッセージが伝わってきたような気がしました。現代の(そして未来の)陶芸を考えるにも、過去の先人たちの技術・感覚の影響を少なからず受けていくこと‥‥「温故知新」という言葉が目の前にあるようでした。

 会期はあと僅かですが、ぜひお勧めです。

■国際陶磁器フェスティバル美濃


2011/10/22

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