瀬戸だより 257 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

257号 「熱電対盗難多発」という話

2011/05/21発行



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うちの窯の熱電対。窯に刺さる棒状の物が熱電対。

 初夏の日差しを感じる季節となりました。
 瀬戸市内ではミスせとものの募集ポスターも見かけるようになりました。9月のせともの祭りに向けていろいろな準備が始まったようです。今回は第80回ということで様々な催しが企画中とのことです。楽しみです。


 先週の土日は赤津・品野地区では工房などを一般開放する好評の「窯めぐり」のイベントが行われたくさんの人が訪れたようです。
 そんな中、今週の新聞記事や地元ニュースでは「15日日曜の夜から16日朝にかけて、赤津地区を中心に「熱電対」が相次いで盗まれる」という報道がされました。まさに訪れた方の楽しさの余韻が残るその夜の犯行という事になります。


 「熱電対(ねつでんつい)」は窯の中の温度を測る温度計です。セラミックのケース(さや)に入って窯に刺さるよう設置されています。その熱電対からコードをメーターに繋ぎ温度を確認しています。
 実際に窯内部の温度を測る本体部分には白金やロジウムなどの貴金属が使われているために狙われたということでしょうか。15日夜から翌朝には11カ所で33本(119万円)の被害が出たということです。それ以前にも今年は69本がすでに盗難にあっていたということです(2011/05/17・中日新聞「窯用温度計33本盗難 瀬戸・赤津など」)。

 昔から窯場は自宅や作業場とは離して建てられていることが多いのです。それは不完全燃焼で発生する一酸化炭素の心配もありますし、火を使う窯からの火災のリスクを減らすという意味もあったのでしょう。今でも窯の多くは夜には(焼成していなければ)人の目が少なく、しかも換気などのため意外なほどオープンに置かれていたりします。盗む側からすれば無防備過ぎて恰好の獲物、と見えるのかもしれません。
 ‥‥と書いてきましたが、実はこのような事件の話題は2007年3月にもこの「瀬戸だより」で取り上げているのです。ずっと狙われ続けているということですね。


 いずれにしても、知らない人が見れば「窯に刺さっている棒」にしか見えない熱電対の中身の価値を知っている者、つまりは窯道具や窯場の事情に詳しい者が犯人の中にいるだろうということは想像できてしまい、よけいに腹立たしく感じてしまうのです。瀬戸も長く続く不況の中でなんとか頑張って窯の火を絶やさぬようにしている窯元が多いのが現状です。窯を焼くためには不可欠な物、新規に買うとなれば数万円、大きい物なら10万円ほどの出費にもなるとききます。なんとか犯人を捕まえて欲しいものです。


2011/05/21

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