瀬戸だより 256 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

256号 「あなたの織部」という話

2011/05/14発行



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織部といえば緑。新緑の色ですね。

 今日明日は瀬戸の品野・赤津では「窯の里めぐり」のイベントが行われています。朝からたくさんの人が出ているようです。


 さて、先週の日曜日で「追悼・柴田圭太展」は盛況のうちに無事終了しました。本当に多くのご来場ありがとうございました。今回の展示は企画の段階からお手伝いさせていただき、たくさんの勉強させていただきました。すべての皆様にあらためて感謝です。


 瀬戸を代表する釉薬といえばなんでしょう?
 瀬戸には多くの釉薬があります。鉄釉、古瀬戸、黄瀬戸、志野、織部、御深井、灰釉が代表的なところ。その中でも人気があるのはやはり織部ではないでしょうか。銅を含んだ酸化焼成された緑色の釉が織部。

 最近、人気の漫画「へうげもの」がアニメ化されて放送開始されましたが、その主人公・古田織部が「織部」のルーツとされています。戦国武将で茶人であった織部自身が作らせた、もしくは好みのスタイルだったということです。今は緑色の織部ですが、昔は古田織部好みの器は色に限らず織部と呼んでいたようで、緑色のものは特に青織部としていたようです。突然、陶器の歴史の中に現れた歪んだ、幾何学的な模様が描かれた不思議な器ですね。


 緑の織部と言っても作家ひとりひとり、その色合いや装飾も違います。部分的に緑を掛け分けたものや全体に釉を掛けた総織部。濃く深みのあるドロッとした織部や透明感を残し素地の装飾を活かすもの。他の釉と組み合わせ、混じり合うもの‥‥。もともと自由な発想こそが織部、作家がどのように織部を理解して作風として取り入れているかを読み解いてみる、そこが織部を楽しむための見所じゃないでしょうか。
 もちろん他の釉薬にもそれぞれの作家さんのそれぞれの解釈がありその違いを楽しめますが、やっぱり織部が一番その個性の幅、解釈の幅が広く楽しめるように感じます。


 瀬戸の作家は織部を得意にしている人が多くいます。それぞれ個性のある織部です。あなたの好きな「織部」はどんな織部でしょう?


2011/05/14

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