瀬戸だより 246 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

246号 「最近、染付・陶壁について考えたこと」という話

2011/02/19発行



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ずっと前の「瀬戸だより」でも紹介した画像です。
加藤唐九郎作の陶壁。サンパレア閉館前の2008年撮影。

 瀬戸市内でもインフルエンザの学級閉鎖というニュースが聞かれるようになってきました。手洗い・うがいで元気に過ごしたいものです。まだまだ寒いですね。

 瀬戸市文化センターギャラリーでは日曜日(2月20日)まで「瀬戸染付研修所 研修生作品展」が開かれています。瀬戸でも染付をされる作家さんは最近増えてきたように感じます。そしてレベルも上がってきました。染付といえば九州の産地がまず頭に浮かぶ方も多いかと思いますが、瀬戸も染付の伝統があります。
 ちょっと会場でお聞きしましたが、研修生は2名、2年が単位で最長で4年まで研修できるそうです。少数精鋭という感じですね。染付といってももちろんそれを描く器の形作りもしなくてはいけません。ロクロの技術などもなければいけない‥‥大変な修行ですね。いろいろな学校などである程度技術を身につけてから研修される方が多いようですね。
 春先に見る染付の器は凛としていて気持ちいいものです。特に若い人達が一生懸命創りだす器は清々しい春の風のように感じました。

 さて、先週の地元新聞に瀬戸市がサンパレア瀬戸の県からの移管を受けないことを決定したとの記事がありました。サンパレア瀬戸、瀬戸市の定光寺近くの山の中にある施設で労働者研修センターという名前のほうが瀬戸の人にはしっくりくるのかもしれませんね。この施設、2008年3月に閉鎖されてからどうなるか決まらないまま放置されていました。老朽化が進んだ建物でしたので再利用するにもかなりの改修費が必要とのことでした。県からは市への移管の話があったようですが、今回正式に移管しないと決定したとのことです。しかし、時間がかかりすぎ‥‥。

 このサンパレア瀬戸がずっと気になっていたのです。別に施設自体に思い入れがあったわけじゃありません。気になっているのは正面ロビーの吹き抜けの巨大な陶壁画です。「野龍共に吠く」というタイトルの陶芸家・加藤唐九郎氏の作品。織部の迫力のある壁画はとにかくデカイ。唐九郎作の陶壁は瀬戸市文化センターの文化ホールにも「炎舞」というかなり大きな作品がありますが、個人的には壁に沿ってカーブを描く「野龍共に吠く」が好きでした。

 建物の壁面を飾る陶壁は瀬戸周辺の公共の建物には必ずと言っていいほど作られています。その性格上、建物の形や大きさに合わせて製作され、剥がれ落ちる事のないようにしっかりと壁にはられています。なかなか他の場所に移設・保存は難しいものです。通常は建物と運命を共にする場合が多いでしょう。多分この先、サンパレアの陶壁も同様でしょうね。ちょっと残念‥‥いえ、かなり残念ですね。

2011/02/19

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