瀬戸だより 244 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

244号 「保存される記録」という話

2011/02/05発行



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パソコンの上で動画で楽しむ‥‥すばらしい時代!

 金曜日は立春。今年は寒く、雪の多い冬です。日本海側の各地では雪の被害も多く出ています。被害の地域には心よりお見舞い申し上げます。早く暖かな春が訪れることをお祈りします。

 今週、新聞の紙面に瀬戸の陶芸家・栗木伎茶夫(ぎさお)さんの訃報の記事がありました。「国内最高齢の現役陶芸家」として活動されていました。102歳でした。
 独自の赤絵技法の作品で知られていました。若い頃、藤井達吉氏の指導を受け、最後まで作陶を続けられたそうです。ご冥福をお祈りいたします。

 記録・記憶という点で見れば、作品そのものが作家自身の最もはっきりとした記録であり記憶であると思います。しかし、生前に残した言葉とか、生き方、人となりというものは作品からは断片しかわかりません。生前の作家と交流があった人たちの記憶の中では、その作家は作品と共に生き続けると思います。「作品」と「人」が合わさって理解する機会があることが現代陶芸が「骨董」とは一線を画する部分かもしれません。人を知ることでより作品を深く知ることになりその価値を高めることになるでしょうし、また逆もあるかもしれません。
 陶器を愛する方たちの多くはその作家の製作過程や発した「言葉」にも当然興味が有ることと思います。

 瀬戸市マルチメディア伝承工芸館。瀬戸染付研修所を含む施設です。今は「マルチメディア」という言葉自体ちょっと懐かしく感じてしまったりします。CD-ROMがパソコンに標準装備されるようになった頃でしょうか、画像や動画を含めたコンテンツが注目を集めていました。ここの施設もその頃のオープンだったと記憶しています。
 ここのホームページに「映像ライブラリ」として瀬戸を代表する陶芸家(瀬戸市指定無形文化財保持者)の製作の様子が動画で記録・公開されています。

 もちろん、栗木さんの作陶の様子も公開されています。最近も2点の新しい動画が追加されたと地元の新聞に記事がありました。
 こうした記録はその時々にしっかりと記録していかなくては残していけないものです。市の施設でそのようなものが記録・公開されていることは素晴らしいことと思います。一点一点結構時間たっぷりに記録されているので、時間があるときにぜひご覧ください。

 記録といえば、今年の1月にはアマチュアの映像作家として活躍された加藤雅巳さんも亡くなられています。瀬戸をテーマにした作品も多く残されています。私がとくに好きなのは瀬戸の巨大な登窯「王子窯」の最後の焼成の様子を記録した作品です。こちらは瀬戸蔵ミュージアム内で見ることができます。こちらも機会があればぜひご覧頂きたい「記録映像」です。

2011/02/05

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