瀬戸だより 243 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

243号 「日展東海展の季節」という話

2011/01/29発行



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愛知県美術館はこのエレベータに乗って‥‥
不思議なオブジェが吹き抜けでお出迎え。

 金曜日、名古屋で開催中の日展東海展(開催中~2月13日まで・愛知県美術館ギャラリー)を見に行ってきました。毎年この時期に取り上げていますね。
 もちろん、陶芸が含まれる「工芸」の展示が楽しみなんですが、まずは日本画・洋画から。

 この絵画、日本画・洋画を合わせると展示数はとんでもなく多いですね。毎回そう思うのですが、今回はさらに‥‥洋画が展示室からはみ出して通路の壁までに展示してある状態。人も多かったですよ。平日昼間だったのですが、途中作家による解説があちこちで始まると広い展示室も狭く感じるほど。作品に見入る人たちの熱気もすごいものです。
 洋画の部の伊藤寿雄さんの作品は毎年楽しみにしています。年老いた母親をモデルにした作品を毎年出品されています。以前は着物姿で凛とした姿が記憶が残っていますが、最近は普段着姿。今年も「会えるかな」と思っていましたが、今回は車椅子に乗った姿。心配でしたがひとまずお元気なようでよかったですね。もちろん、画家はもちろんモデルも面識はありませんが、日展は続けて見に行っているとこうした出会いのようなものができてきます。

 工芸の分野の展示室は他と少し離れた場所にあるせいか静かな印象。人もちょっと少なめでした。展示も絵画のぎっしり感から比べると余裕もあります。
 こうした展覧会となると陶芸作品もサイズ的に大きな花器やオブジェ的なものになってきます。大きな作品の製作には食器などを作るのとはもちろん感覚が違うでしょう。装飾を施すべき面の大きさ、土で形をまとめる技術もエネルギーも比較にならないでしょう。

 実際陶芸作家さんの普段作られる(つまり主な製作)作品というと食器でありお茶道具であったり、普通のサイズの花器であったりします。展覧会に展示するような大きな作品のみを普段から製作している作家さんはほとんどいないように思います。でも展示されている大きな作品からは作家さんの力量・技術や製作したい方向性がより強く感じられます。自分はこの感覚は洋服のデザイナーのコレクションの発表に似ているように思うのです。テレビなどで見るショーでは普段街をそのまま歩くのは無理なような服も多いですね。裸のような薄いものや、大きなオブジェを身にまとう大きなものなど(もちろんそのまま街で着ても素敵なものもありますが、陶芸の展示でも同様)‥‥。そのデザイナーのデザインの方向性や考え方はよくわかります。それを見て興味を持てば、実際のショップに買い物に行き、そのデザインのベクトルに沿った普段でも着られる服を買うことができます。陶芸でも大きな作品を見て興味がわいたとしたら、その作家さんの普段着の作品を手にとってみてはいかがでしょう。
作家さんとも新たな出会いに繋がるかも‥‥。

2011/01/29

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