瀬戸だより 241 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

メールマガジン「瀬戸だより」のバックナンバー集。画像や情報の追加もあります。
◇注意◇このページ記載の日付・内容などはメールマガジン発行時のものです。ご注意ください。

 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

241号 「伝統とは‥‥と考えてきた」という話

2011/01/15発行



SD241.JPG

新世紀工芸館のここで展示。

 昨日14日は宮中の歌会始の儀。NHKでも中継されましたのでご覧になった方も多かったのではないでしょうか。中学生の女の子の歌、よかったですね。毎年若い人達の入選があり、その感性豊かな歌にジーンと来てしまうのです。
 そして来年のお題の発表。「岸」。暮にはこれにちなんだ抹茶茶碗を御題茶碗として作家さんたちが製作します。ドキドキしながら毎年中継を見ています。岸というのは御題茶碗としてはかなり難易度の高いものになりそうです。

 瀬戸市の新世紀工芸館で現在、瀬戸の作家・加藤春鼎さんと伊賀焼の作家・谷本洋 さんによる企画展「守破離」が開催中です。「守破離」というのが二人の作品を繋ぐ、そして今回の展示のキーワードになっているようです。「守破離」とは茶道や武道など学ぶ上での心得。「守」‥師の教えを守り、忠実に習得すること。「破」‥‥師の教えのみでなく他からも学びつつさらに発展させる。「離」‥‥破を超えて独自のものを産み出していく。(解釈の仕方は色いろあるようですが)というような過程を示しているようです。
 二人の作家はそれぞれが瀬戸、伊賀の陶芸作家の家に生まれ窯を継ぐ立場として育ち、修行の中で伝統を伝えつつも新しい独自の作品を作っている‥‥「守破離」の道を行く方たちです。
 展示室も順路に沿って進めば、伝統に深く根ざした印象を受ける花器・茶器の展示に始まり、それをベースにした作品の展開、そして2階に上がると伝統を超えて現代的な陶芸の世界が展開されている。まさに「守破離」の流れの展開を見せてくれる仕組みになっています。

 せとものに限らず伝統を背負う工芸・芸術の分野ではそれを継ぐものに課せられるものというのは大きいのではないかと想像します。しかし、伝統を守るということは過去の作品の繰り返し、焼き直しををするということでなく、さらにそこに作家性・個性を大きく加え、さらに高めて次の世代へとつなげていく‥‥伝統というものを考えるにはいい機会を与えていただきました。

 加藤春鼎さんの引出黒の結構大きな花器、取り出すのもかなり大変だったと想像しました。無料で見ることができますが、見ごたえのある企画展です。
 瀬戸市新世紀工芸館にて2月13日まで。

 

2011/01/15

20x20.gif
20x20.gif

●ご注意●

 メールマガジン「瀬戸だより」の内容のすべてあるいは一部をホームページ・ブログ等への無断転用を禁止します。
 最近無断で当メールマガジンをそのまま転載しているブログ等があるようです。無断転載については、メールマガジンの配信停止などの措置をとらせていただく場合もあります。
 また、そのようなサイトは当店とは一切関係ありませんので、ご注意ください。

20x20.gif
amazon_link.gif
20x20.gif

20x20.gif

メールマガジン「瀬戸だより」!

メールマガジン「瀬戸だより」瀬戸のこと、せとものの話題を2006年のスタート以来、休まず毎週土曜日お届けしています。せとものについて知りたい、瀬戸を訪れてみたい方はぜひどうぞ!!
登録はこちらから‥‥

mglogo_c2.gif

『瀬戸だより~せとものについて話しませんか~』(ID:0000198183) 読者登録解除フォーム
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。

登録フォーム
解除フォーム