瀬戸だより 227 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

227号 「ドングリを拾う」という話

2010/10/09発行



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拾ってきたドングリ。実はいらない。

 今週末(10/10・11)の瀬戸はイベント目白押しです!まずは市中心の深川神社参道では「せと・あとりえ参道」のイベント。陶器に限らずいろいろな作り手が参加します。販売そしてさまざまなもの作り体験ができるようです。瀬戸蔵屋外広場では「せとめし広場」ということで、せと焼そば、ごもめしなど瀬戸の「食」が楽しめます。全国各地のB級グルメが話題になりますが、瀬戸も負けていませんよ!
 9日土曜日には「第11回ごんか祭」が宮川モール・末広商店街(深川神社から瀬戸川を挟んで南側ですね)で行われます。10日日曜日は窯垣の小径まつり。こちらは窯元市や干支市など開催されます。干支市には当店からも数点協力出品します(スタッフさんにお任せになりますので、私は会場にいないと思いますが‥‥)。他にもたくさんのイベントが開催されるようです‥‥というか、集中させすぎです!どこを見に行くか迷います。回遊バスなどもあるようです。

 さて、本題。今年の秋は一気にやってきました。もう夜などは肌寒く、風邪も流行っているようです。瀬戸の山も栗やドングリなどの木の実がたくさん落ちていました。今年も拾ってきましたよ、ドングリ。
 子どもじゃないのだから、何でそんなにドングリを拾ってくるのかと思われているかもしれません。「瀬戸だより」のスタートの頃に「織部はシブにつかる」という話(005号)としても書いていますが、織部の酸化皮膜を取ったり貫入にシブを入れたりするのに栃などのドングリのハカマ部分を昔から使うのです。

 バケツいっぱいのドングリのハカマを先日も集めてきました。これを桶に入れ、水に浸しておくと、じわじわとアクというかシブというか黒っぽいものが染み出してきます。一週間もすれば真っ黒な液になり桶の底は見えなくなっています。あとは窯から出た織部などを漬け込み(夏場などは一晩で十分ですが、冬場などは暖めてやるか長い時間が必要)水洗い、乾燥させます。不思議なもので水洗いした段階では単に濡れているだけの陶器、貫入にシブが入ったようには見えません。それが干されて乾いてくると次第にシブの入った貫入が見えてきます。ここであせらず、完全に乾燥しきるまでは待ったほうがいいようです。中途半端な乾燥で包んだりしてしまうと、せっかくのシブがムラになったり消えかけたりするようです(経験済み)。いったん完全乾燥したシブ入貫入は長く使っても消えたりしないようです。逆に最初に貫入にシブを入れておくことで、装飾として楽しむだけでなく使用中に食べ物の汁やしょうゆなどが貫入に入りこみ汚れてしまうのを防ぐことになります。

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水にドングリを入れておくとこんなに真っ黒な液になります。

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せともの祭の廉売市の当店でサンマ皿のモデルに作ったサンマ君。
これもシブ入り貫入です。

 昔の人はよくこんなことに気付いたと思います。これも天然の素材をうまく使った先人の知恵ですね。

2010/10/09

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