瀬戸だより 225 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

225号 「イッチンの器」という話

2010/09/25発行



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盛り上がった白い装飾がイッチンの技法。

 せともの祭の猛暑がウソのように急に涼しくなりました。昨日の朝は激しい雨と雷で起されました。雹も降ったようです。これだけ気温の差が激しいと風邪を引いたりしがちです。気をつけて過ごさなくてはいけませんね。
 今週末は瀬戸では「来る福招き猫まつり」。街には猫メイク(無料)の人が歩き回ります。おまつりを見に来たら、恥ずかしがらず、ぜひメイクに挑戦してみてはいかがでしょう。

 さて、せともの祭では倉庫から見つけてきたイッチンの器も販売していました。イッチン、「一珍」と漢字を当てることもあります。陶器の装飾の技法です。
 濃いめの化粧土などで盛り上がった線を描いていく技法。昔は柿渋を引いた紙を袋状にしたものに泥漿をいれ、絞り出して描いていたようです。ちょうどケーキに生クリームを絞り出す三角錐の袋を想像していただくといいでしょう。盛り上がった白い線を引くことができます。
 今はゴム製の丸いスポイトを使うことが多いですね〈このスポイト、検索してみたらあのamazonでも販売しているようです。興味のある方はこのページ左側「イッチン付きスポイト」をクリックしてみてください〉。
 染付と組み合わせてみたり、泥漿に顔料を混ぜたりという使いかたもあります。英国でのスリップウェアの技法とも共通する部分が多いようです。布の染色でも一珍という技法があるようですね。

 私も陶器を学んでいた学生時代に実習で2・3回はチャレンジしました。染付でダミを施したあとにイッチンの線を引いたり、素地の上で直接引いたりしたのですが、これが難しかった。なかなか均一な線は引けないし、自由に強弱をつけて引くなんて事はさらに困難。どうにか描けたと安心していると、ちょっとしたことでポロリと剥がれてしまったり‥‥。苦労した記憶だけがあります。

 せともの祭に持ち出した30年前のイッチンの器(包まれていた色の変わった新聞が昭和53年頃のものだった)にはとても細かな線が美しくリズミカルに描かれていました。今もイッチンの器は作られているのですが、線の繊細さが違うように感じます。昔の職人さんの技術の高さを見るようです。
 イッチンはいろいろな技法と組み合わされ、現代の器の中にも活かされ続けていますね。

 次の日曜は新城市ののんほいルロット軽トラ市に参加です。せともの祭でも好評だった瀬戸・本業のすり鉢やアウトレット盛り鉢など、せともの祭の価格のまま(延長戦だ!)お届けする予定です。また、干支の置物も少し持っていきます。お店や会社での年末年始のご贈答用の干支置物のカタログも用意しています。ぜひご覧いただき、ご相談ください。よろしくお願いします。

2010/09/25

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