瀬戸だより 219 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

219号 「無風庵と慰霊塔・忠魂碑」という話

2010/08/14発行



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落ち着いた趣の「無風庵」。

 8月も半ば。暑さも少し落ち着いてきたように感じる、ここ数日です。

 瀬戸の中心、尾張瀬戸駅から北側の山を登っていった途中、右折して細い道を進んだ御亭山(「おちんやま」‥‥なんか子どもが喜びそうな名前だけど‥‥)の高台に草葺き屋根の無風庵があります。

 「無風庵」。日本の工芸の発達に功績を残した藤井達吉氏が昭和20年3月頃から25年12月頃まで小原村において若手作家との共同工房として作られた建物です。当時の瀬戸の若い陶芸家たちも藤井氏の指導を受けた方がたくさんいました。その方たちの中には晩年になっても「先生の教えどおりに日々のスケッチを続けていた」という話を聞いたこともあります。瀬戸の近代の陶芸に大きな影響を与えています。「無風」とはその藤井達吉の雅号にちなんで名づけられています。

 その共同工房が昭和27年頃に藤井達吉を師事する瀬戸の陶芸家たちにより、瀬戸に移築されたということです。今はきれいに整備され、お茶室、休憩所兼ギャラリーとして一般に公開されています。
 建物の中には、藤井達吉ゆかりの作家たちの作品が展示されていたり、各種資料も見ることができます。
 春には無風庵と公園を桜が囲むように咲きとてもきれいで、秋には紅葉とどうだんつつじが真っ赤になりこれもまたすばらしいとのことです。また、お雛めぐりのイベント時には古いお雛様をコレクターの方が展示されています(無風庵のスタッフさんが親切に教えてくれました)。奥まった場所ですがなかなか風情のあるいいところでした。

 その無風庵を挟むように左右に二つの塔(碑)があります。
 左側には真っ白で空に向かいそびえる「殉国慰霊塔」。昭和38年に太平洋戦争で亡くなった兵士たちの慰霊のために立てられたもの。そして、右側には大きな木に囲まれるように砲弾型の「忠魂碑」があります。こちらはさらに前の日清日露戦争の兵士たちのための碑となっています。この忠魂碑は元は瀬戸川の記念橋近くにあった三角州に建てられていたものをこの御亭山に移設したものと聞きます(昭和17年移設)。

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殉国慰霊塔。

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忠魂碑。

 高台から見守るように瀬戸の街を見下ろす慰霊の塔と「無風庵」。瀬戸の「陶の路」散策路整備で無風庵もそこに向かう道も整備されました。周辺にはとてもきれいな「窯垣」も残っています。ウォーキングがてら街の散策するには瀬戸はとても魅力的と思います。このコースもおすすめです。

2010/08/14

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