瀬戸だより 211 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

メールマガジン「瀬戸だより」のバックナンバー集。画像や情報の追加もあります。
◇注意◇このページ記載の日付・内容などはメールマガジン発行時のものです。ご注意ください。

 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

211号 「土の紐」という話

2010/06/19発行



sd211.jpg

紐作りで花瓶を作ってみました。まっすぐなようで首がずれています。

 先週は梅雨入り間近といっておりましたが、しっかりと梅雨に入りましたね、今週は。瀬戸もしばらくは雨の日が続きそうです。

 陶器作り、粘土の成形と言って思い浮かぶのがロクロでしょう。「ロクロって一回触ってみたいのですが、やっぱり難しいのですか?」とたずねられることもよくあります。学生時代は毎日のように練習していましたが、ロクロに触らなくなって久しくなるともう思うように土は動いてくれません。自転車は一回乗り方を覚えてしまえば、何年も乗らなくたってすぐ乗れてしまいますが、ロクロはそうはいかないようです。土のボリュームを感じて自在に扱う感覚というのは、毎日毎日、土と会話しながらの積み重ねが大切なようです。

 もちろんロクロ以外にも形を作る方法があります。手作りでと言うことになれば、陶芸の体験コースで必ず最初に教えていただく「紐づくり」というのがありますね。手で延ばしてひも状にした粘土を何段にも重ねながら形を作っていくもの。土器などはこんな感じで作っていたのでしょう。比較的簡単なようです。

 しかし、これが手びねりでの作陶の基礎・基本。粘土の紐を作るときには、机の上でころころと転がしながら紐を伸ばしていって‥‥というのはだめです。空中で手をすり合わせるようにして均一な太さで長く作っていくのが正しいようです。机の上でころころしたら、粘土の表面だけがすぐ乾いてしまいます。実際やってみると、これはなかなか難易度が高い作業です。昔は職人さんが決まった量の粘土からどれだけ長い紐を作ることができるかで、その腕を見極めていたと聞いたことがあります。
 この粘土の紐をまっすぐに、あるいは自分の思うように均一の厚さで積み上げていくのは実にたいへんです。昔は大きな水瓶などは紐づくりで積み上げてはロクロでのばし、また紐をつんでロクロで伸ばす‥‥というような繰り返しでかなり大きなものを作っていたようです。
 
 一番簡単なような紐づくりですが、作陶の基本中の基本。奥は深いようです。

2010/06/17

20x20.gif
20x20.gif

●ご注意●

 メールマガジン「瀬戸だより」の内容のすべてあるいは一部をホームページ・ブログ等への無断転用を禁止します。
 最近無断で当メールマガジンをそのまま転載しているブログ等があるようです。無断転載については、メールマガジンの配信停止などの措置をとらせていただく場合もあります。
 また、そのようなサイトは当店とは一切関係ありませんので、ご注意ください。

20x20.gif
amazon_link.gif
20x20.gif

20x20.gif

メールマガジン「瀬戸だより」!

メールマガジン「瀬戸だより」瀬戸のこと、せとものの話題を2006年のスタート以来、休まず毎週土曜日お届けしています。せとものについて知りたい、瀬戸を訪れてみたい方はぜひどうぞ!!
登録はこちらから‥‥

mglogo_c2.gif

『瀬戸だより~せとものについて話しませんか~』(ID:0000198183) 読者登録解除フォーム
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。

登録フォーム
解除フォーム



20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif

20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif