瀬戸だより 196 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

196号 「棚板を見て思うこと」という話

2010/03/06発行



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上の白いのがカーボランダムの棚板、下は古い棚板。

 今週はDailySANQさんから「瀬戸だより」の取材を受けました。
DailySANQは地元・瀬戸のFM、RadioSANQが発行している日刊の情報サービス。契約をすれば日々の話題がネットかFAXで届けられます。200号間近、4年間何とか続けてきたというお話をさせていただきました。

 うちには小さいですが電気窯があります。時々、思い出したように陶器を作ったり(干支置物は毎年作っています)、誰か遊びに来たときに気軽に陶芸を楽しんでもらえるように用意しています。棚板が不足していました。小さい窯なので棚板も一般のものより小さめ、35cm角のもの。こういうときに頼りになるのが村上金物店さん。瀬戸で陶芸にかかわっている人でここにお世話になっていない人はいないでしょう。在庫があって入手できました。
 棚板というのは、陶器を窯詰めする際に使うもの。窯の中に棚板を置き、「つく」(柱になるもの)をたて、また棚板を置き、「つく」をたて‥‥。こうして積み上げていくのですが、もちろんそれぞれの棚板の上には焼くべき製品がのせられます。

 今はカーボランダムという硬く熱に強い素材の棚板が普及しています。黒っぽい板です(表面には白いアルミナが塗られている)。1200度以上の高温に繰り返しさらされ、かつ重量のある製品ものせられるわけですから、特別な素材でなくてはいけません。激しい温度変化の中でも歪んだり割れたりはゆるされません。
 しかし、カーボランダムの登場以前は道具土で棚板も作られていたわけです。瀬戸の名所、窯垣の小径とかで古くなったそんな棚板も見られます。かなり分厚いものです。
 今手元に2種類の棚板があります。先ほど話した35cm角のカーボランダム製のもの、もう一つはほぼ同じサイズの昭和40年代まで登り窯で使われていた道具土による棚板。比べてみると(もう見た目から)全く違います。カーボランダムは厚さが1cmほどで重さも3kg程度。ところが古いほうは厚さ4cm、重さ8kg!瓶やすり鉢を作っていた窯なので重量を支えるため厚めだったのかもしれませんが、かなりの重みです。これを狭い窯の中で何段も積み上げる作業を繰り返していたわけです。さらに瓶などの大きな製品も‥‥。なれた職人さんたちとは言え、腕や腰への負担は相当なものだったでしょうね。
 カーボランダムに感謝です!

2010/03/06

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