瀬戸だより 185 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

メールマガジン「瀬戸だより」のバックナンバー集。画像や情報の追加もあります。
◇注意◇このページ記載の日付・内容などはメールマガジン発行時のものです。ご注意ください。

 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

185号 「灰釉の魅力~瀬戸市新世紀工芸館」という話

2009/12/19発行



sd185.jpg

新世紀工芸館。瀬戸市の中心、深川神社のある宮前の対岸になります。

 今回は忘年会で帰宅が遅く、いつもの時間より遅れてのお届
 けとなっています。
 今週は瀬戸の町も冬到来‥‥というかすごい冷え込みです。寒いです。全国的にも各地で大雪のニュースなどがあったようです。瀬戸も今「初雪」がしんしんと降っています。

 現在、瀬戸市中心部にある瀬戸市新世紀工芸館で「灰釉の魅力」という河村拓典さんと坂口浩史さんの2人の作家の作品の展示が行われています。
 河村拓典さんは普段よりお世話になっている作家さん、坂口さんのほうは美濃をベースに活動されているようで個人的には面識がありません。2人とも1960年代後半の生まれということですから、40歳そこそこの年齢‥‥作家としてはまだ「若手」に入るのではないでしょうか(自分と同世代の作家さんはいつまでも若手と思いたい傾向はあります‥‥)。日展や日本新工芸展を中心に活動されています。

 「灰釉」というテーマで括られていますが、それぞれ個性的な作品が並べられていました。以前の「瀬戸だより」でも取り上げましたが、「灰釉」というものはさまざまな釉薬のベースとなっているものです。灰自体(木の種類の違いなどによる)の特徴もありますが、さらにそこに鉄や銅などの発色材が加わることで多様な釉薬となっていくのです。今回の展示でも織部あり、鉄釉あり、志野ありとさまざまな釉薬の作品が並んでいます。灰釉は調合にもよりますが、基本的に流れやすい釉。作品の見どころも表面の釉の流れ、溜まりの変化と言ってもいいでしょう。
 二人の作家の個性的な作品が並べられているわけですが、作家別に展示室を分けることなく、いくつもの展示室の中に二人の作品が混在しているような展示です。もちろん器形や発色など異なるわけですが、それらが違和感なくそれぞれの空間の中で調和している印象を受けました。それは二人の作家のそれぞれの作風が「伝統」に根ざしたものであるからではないでしょうか。瀬戸と美濃、ふたつの陶芸産地に共通して今も流れ続ける歴史というものが確実にあると感じました。
 さまざまな釉薬の基礎ともいえる灰釉をテーマにした展示。無料で開催期間もかなり長い企画展です。ぜひご覧ください。

「灰釉の魅力 河村拓典・坂口浩史」瀬戸市新世紀工芸館 展示棟 2010年2月14日まで(バレンタインデーまでの会期ですね)。なお、毎週火曜と12月28日から1月4日までは休館となります。

2009/12/19

20x20.gif
20x20.gif

●ご注意●

 メールマガジン「瀬戸だより」の内容のすべてあるいは一部をホームページ・ブログ等への無断転用を禁止します。
 最近無断で当メールマガジンをそのまま転載しているブログ等があるようです。無断転載については、メールマガジンの配信停止などの措置をとらせていただく場合もあります。
 また、そのようなサイトは当店とは一切関係ありませんので、ご注意ください。

20x20.gif
amazon_link.gif
20x20.gif

20x20.gif

メールマガジン「瀬戸だより」!

メールマガジン「瀬戸だより」瀬戸のこと、せとものの話題を2006年のスタート以来、休まず毎週土曜日お届けしています。せとものについて知りたい、瀬戸を訪れてみたい方はぜひどうぞ!!
登録はこちらから‥‥

mglogo_c2.gif

『瀬戸だより~せとものについて話しませんか~』(ID:0000198183) 読者登録解除フォーム
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。

登録フォーム
解除フォーム



20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif