瀬戸だより 182 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

メールマガジン「瀬戸だより」のバックナンバー集。画像や情報の追加もあります。
◇注意◇このページ記載の日付・内容などはメールマガジン発行時のものです。ご注意ください。

 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

182号 「子どもたちの作品」という話

2009/11/28発行



sd182.jpg

瀬戸蔵で行われていた子ども陶芸作品の展示。
小さくて見にくいですが、魅力的な作品ばかり。

 もう来週は12月。師走突入なんですね。
 最近の気温と同じく、冷え込みが続く陶器業界。ひまで元気なく一年を過ごしてきましたが、この季節だけはおかげさまで忙しく過ごさせていただいています。

 他の町ではどうなのかわかりませんが、瀬戸の小・中学校は学校内に陶芸用の窯があります。毎年、粘土作品のコンクールが学校内で行われたりしています。
 品野あたりの陶芸の盛んな地域などはかなり活発に活動しているようです。そのような地域では考えてみれば陶芸家がお父さんとか、家が窯元というような子どもも多いでしょうね。せともの祭では、実際に学校で子どもたちの作った作品を売っていたりもします。瀬戸蔵の前で中学校や小学校の店を見たという方も多いでしょう。なかなかの人気です。

 私たちは陶器を見るとき、作るときにどうしてもいろいろな約束ごと、決まりごとを気にしてしまいます。それは意識するしないにかかわらず、なかなかその枠からは外れることは難しのではないでしょうか。子どもたちの作品というのは、簡単にその枠を超えてしまう、と言うよりは最初からそんなものすらありません。見ていて痛快そのもの、楽しいですね。表現上の個性とか自由とか‥‥モノを表現する者たちの悩みを超越しています。

 以前、子どもたちの陶芸作品を見た方が「やっぱり、瀬戸の子はせとものを見る機会が多いから、レベルが高いね」なんて言っているのを聞いたことがあります。本当に瀬戸の子どもがすごいのかは、他と比較していませんのでわかりません。でも、他の町に住む子どもたちよりはずっとせとものが身近にあることは間違いないでしょう。何しろ川にかかる橋はせともので飾られ、公共の建物には必ずといっていいほど陶壁がロビーを飾り、お祭りといえばまずせともの祭‥‥いやでも陶器が目に入ってくる町です。赤津・品野地区などでは軒並み陶芸作家と窯元という場所もあり、せともの作りをする姿が日常風景です。
 私たちの子どもの頃は、瀬戸物関係に従事する家が今よりもずっと多くありました。そんな環境でしたから自然と陶器に触れていた子どもも多かったでしょう。そう言えば、子どもの頃、学校の粘土工作の日に「おじいちゃんの借りてきた!」とか言いながら、明らかにプロの使い込まれたヘラなどの道具を持ってくるクラスメイトがいましたね。最近では人口に占める窯業関係従事者はずいぶん減少しています。名古屋のベットタウン化が進んでいるということでしょう。それでもやっぱり瀬戸の子どもたちの粘土作品は違うねって、これからも言われ続けて欲しいと思います。私たちはせとものにかかわる仕事につく者として、しっかりと子どもたちに何かを伝えていかなくてはいけませんね。

2009/11/28

20x20.gif
20x20.gif

●ご注意●

 メールマガジン「瀬戸だより」の内容のすべてあるいは一部をホームページ・ブログ等への無断転用を禁止します。
 最近無断で当メールマガジンをそのまま転載しているブログ等があるようです。無断転載については、メールマガジンの配信停止などの措置をとらせていただく場合もあります。
 また、そのようなサイトは当店とは一切関係ありませんので、ご注意ください。

20x20.gif
amazon_link.gif
20x20.gif

20x20.gif

メールマガジン「瀬戸だより」!

メールマガジン「瀬戸だより」瀬戸のこと、せとものの話題を2006年のスタート以来、休まず毎週土曜日お届けしています。せとものについて知りたい、瀬戸を訪れてみたい方はぜひどうぞ!!
登録はこちらから‥‥

mglogo_c2.gif

『瀬戸だより~せとものについて話しませんか~』(ID:0000198183) 読者登録解除フォーム
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。

登録フォーム
解除フォーム



20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif