瀬戸だより 147 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

147号 「瀬戸ほれわんわん!」という話

2009/03/28発行



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近所の工事現場をのぞいてみると‥‥。

 瀬戸の桜も咲き始めましたね。ただ、咲き始めたとたんにまた寒さが戻ってきました。まだまだ二分咲き、三分咲きで足踏というところでしょうか。

 さて、今回の話題。
 瀬戸の街を歩いていると、道路工事や建設工事に出くわすことがよくあります。そんな時、掘り返された場所を見ると、土に混じって多くの陶器のかけらがよく見えます。特に瀬戸の中心部や古くからの陶器工場の並ぶような地域では地面を掘ればかなりの割合で出てきます。

 陶器のかけら、陶片といえば古い窯跡などから出てくるイメージですね。実際、瀬戸周辺の山には古い窯跡がかなり多くあります。そんな場所からはその窯の活躍した時代、たとえば鎌倉であったりそれ以前であったりと、文化財的な価値のあるものが出土します。今は文化財保護や土地の権利などで勝手に山に入って陶片を掘り出すなどということは、間違ってもやっていけません。捕まります。ただ、昔は陶工たちが研究のためにそのような陶片を探したりすることは普通にあったようです。昔々のおおらかだった時代のことですね。

 瀬戸の中心にある「瀬戸蔵」も建設の際にはずいぶん多くの陶片が出てきたと聞いています。一部は施設内に展示してあったと思います。
 瀬戸蔵の立つ場所はもともとは江戸時代に「御蔵会所」があった場所。瀬戸の陶器は尾張藩の保護のもとに当時はありました。瀬戸で生産された「せともの」はすべてこの御蔵会所にあつめられ、ここから全国へ出荷されていったということです。瀬戸蔵のある場所の「蔵所町」という地名はその名残ですね。

 陶器が作られる、集められる場所では当然割れてしまった陶器やいろいろな理由で出荷できなかった陶器くずというものが出てきます。紙や木と違い燃やすことのできない陶器はどこかの山まで捨てに行くか、面倒ならばその辺に穴を掘って埋めておけ‥‥ということになるでしょう。それで瀬戸市街地のあちこちで掘るたびにその陶器くずが顔を出してくるわけです。

 時代のある陶片や価値のあるものならばいいのですが、その多くは比較的新しい(昭和に入ってからの)日用雑器のかけらだったり、碍子や電器関係の陶器くずだったりとどう見てもゴミという場合がほとんどです。

 瀬戸で土地を掘り返しているのを見たら、ちょっとその穴や掘り出された土を見てみましょう。その土地に眠るゴミなのか、お宝なのか、顔をのぞかせているかもしれませんね。

2009/03/28

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