瀬戸だより 140 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

140号 「陶雛」という話

2009/02/07発行



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瀬戸蔵の「ひなミッド」。毎年恒例の春のイベント。

 2月に入り瀬戸も寒い日が多いようです。夏場は暑いと「地球温暖化!?」と何かと不安になりますが、冬場はあまり気にすることが少ないように思います。これは夏の暑さの中でテレビなどが関連付けて派手に報道するせいでしょうか?雪の降るはずの地方に雪が少ない、氷の張るはずの湖に氷が張らないなど、冬でも時々はニュースになってはいるようです。

 瀬戸の街では春を彩る恒例の(もう8回目になれば「恒例」ですね)「陶のまち瀬戸のお雛めぐり」が1月30日から始まっています。瀬戸蔵にはこのイベントのシンボルともいえる「ひなミッド」が登場しています。高さ4メートル、飾られている陶雛が600といいますから、なかなかの迫力です。

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 ふと考えてみたのですが、この陶雛というものいつ頃からあるものなのでしょう?
 今はこの季節になるとあちこちで見かけるこの陶雛ですが、以前にはあまり見たことのないような気がしています。
 陶芸作家が作る干支置物というのは昔からあります。その流れの中で「陶器のお雛様」というものも考えられたのかもしれません。

 時代をさかのぼると「土雛」というものがあります。江戸時代に武家や大きな商家はきらびやかなひな飾りを飾っていたようですが、なかなか庶民には縁遠いものだったようです。各地の農村などでは土を木型に押して形作られた「土雛」を飾っていたところも多かったようです。形を作ったものを焼き(陶器まではいかない低火度で)、いろいろな色付けをしたものが今も残されています。雛といっても普段イメージするひな飾りのほか、武者をかたちどったものや相撲取りなどいろいろな種類もあるようです。昭和にはいっても作り続けられていたようで、兵隊さんなどのその時代を感じさせるものも見たことがあります。
 作り方や背景は今の陶雛のイメージとは違うものですが、土から作り出す素朴な雛たちは暖かさややさしさを感じさせるという部分では同じなんでしょうね。
 この地方では三河に土雛の風習は多くあったようです。この季節、香嵐渓で有名な豊田市足助地区では「中馬のおひなさん」として、町をあげての土雛の展示があります。こちらは町づくりのイベントとしても知られています。

 さて、陶雛を制作している方に聞いたところ、このひな祭りシーズンだけでなく通年に渡って少しずつでも注文があるとのことです。
 現代の住宅事情を考えるとなかなか以前のような七段飾りの‥‥というお雛様は飾ることは難しく、また個性が尊ばれる時代、他とは違った雛飾りという点でも陶雛というのは人気なのでしょう。お店などで季節を演出するインテリアとして、初節句を祝ってくれたおじいちゃんおばあちゃんへのお返しの品としても使っていただけるものと思いますね。

2009/02/07

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