瀬戸だより 132 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

メールマガジン「瀬戸だより」のバックナンバー集。画像や情報の追加もあります。
◇注意◇このページ記載の日付・内容などはメールマガジン発行時のものです。ご注意ください。

 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

132号 「御題茶碗『生』」という話

2008/12/13発行



tanuma.jpg

田沼春二作 御題「生」茶碗
川岸に生える草をイメージ

 この季節の忙しさと忘年会でかなり疲れておりますが、皆さんご機嫌いかがでしょうか?

 「この季節の忙しさ」と書きましたが当店ではこの年末が最も忙しい時期なのです。お歳暮に陶器をというお客様や会社、干支の置物、そして今回のタイトルにある「御題茶碗」の出荷が重なります。

 お歳暮に陶器を選んでいただくのは、次の年の食卓で使っていただけるものをというお客様。干支は量産の小さなものから、作家の制作による手作りのものまでとなっています。
 そして「御題茶碗」。これは新春に行なわれる宮中の歌会始のテーマとして毎年出される「御題」にちなんで制作される茶碗のことです。来春(今年制作)の題は「生」。「せい」「なま」「いき(る)」「はえ(る)」「うま(れる)」などいろいろな読み方ができる文字です。

ando.jpg
安藤敏彦作 草花が生き生きと成長する様子を茶碗に

 毎年、作家さんたちは頭をひねりその年の題を茶碗の上に表現しています。‥‥が、今年はかなり難しいものになっているようです。もともとが歌の題として選ばれたもの。歌として読もうと思えば、とても広がりがある題と思いますが、茶碗のテーマとしては難しいものですね。

rokube.jpg
六兵衛作 「生糸」をイメージ。裏側には繭も。

 お客様も毎年お買い求めなる方は新しい題が発表されたときから(歌会始の最後に発表されます)、次の年はどんな形で茶碗になるのかを想像して楽しまれているようです。となれば、プロの作家としてはその期待を裏切らない、というよりもその予想を超えていいものを‥‥ということになりますね。だからたいへんなんです。

hiromu.jpg
山口宏夢作 生まれたひよこが走っています。

 題にちなんだ茶碗といっても、あまりにそれが目立ちすぎて普段に使いずらいものになってはいけません。他の茶碗と並べても自然な感じで、しかも題を意味するデザインということです。そのままの絵柄というよりも、見る側が「?」と思わせてちょっと考えると「なるほど!」と感じさせる、そんなところが理想となりますね。

nakashima.jpg
中島卓作 かぐや姫の誕生をイメージ。

 今回の題「生」ですが、植物にちなんだとらえ方をされる作家さんが多かったように感じます。難しい題の年のほうが出来上がった茶碗は面白い‥‥いつもそう感じますね。

buntai.jpg
杉浦文泰作 柚子黒の茶碗にシンプルに「生」の文字。

2008/12/13

20x20.gif
20x20.gif

●ご注意●

 メールマガジン「瀬戸だより」の内容のすべてあるいは一部をホームページ・ブログ等への無断転用を禁止します。
 最近無断で当メールマガジンをそのまま転載しているブログ等があるようです。無断転載については、メールマガジンの配信停止などの措置をとらせていただく場合もあります。
 また、そのようなサイトは当店とは一切関係ありませんので、ご注意ください。

20x20.gif
amazon_link.gif
20x20.gif

20x20.gif

メールマガジン「瀬戸だより」!

メールマガジン「瀬戸だより」瀬戸のこと、せとものの話題を2006年のスタート以来、休まず毎週土曜日お届けしています。せとものについて知りたい、瀬戸を訪れてみたい方はぜひどうぞ!!
登録はこちらから‥‥

mglogo_c2.gif

『瀬戸だより~せとものについて話しませんか~』(ID:0000198183) 読者登録解除フォーム
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。

登録フォーム
解除フォーム



20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif

20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif
20x20.gif