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 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜

127号 「お薬師さんを過ぎれば、秋」という話
2008/11/08発行
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竜宮城のような山門が特徴の歴史あるお寺です。

 瀬戸を囲む山々も少しずつ色付き始めたようです。秋ですね。
 昨日赤津に行きましたら、この土曜日曜に行なわれる「窯元めぐり」の幟があちこちに立ち並び、窯元・作家さんも陶房でもいろいろな準備をしていました。多くの方々の訪ねてくる準備は完了していました。

 瀬戸で本格的な秋の到来を感じさせるお祭といえば、宝泉寺のお薬師様のお祭、「八日薬師」と「十二薬師」でしょう。
 宝泉寺は瀬戸市中心部から瀬戸川に沿って品野方面に向かい、瀬戸公園の前の橋のところで右折、「窯垣の小径」に進む途中にあります。そのお寺に奉られている薬師如来の縁日ということになります。毎年決まって11月の8日と12日の夜、今年は8日が土曜日にあたるのでいつも以上ににぎわうのではないでしょうか。屋台で売られる「飴」が有名で「あめんぼ祭り」とも呼ばれています。
 以前は瀬戸川沿いの道からお寺に至る(100mほどでしょうか)細い道に沿って両側に屋台が並び、その狭い中を抜けていくのがとても楽しみでした。子どもの頃、このお祭が魅力的に映ったのは食べ物や輪投げなどの遊びの屋台が多かったからでした。いくらいっぱい出店があるといっても「せともの祭」の陶器屋さんの屋台だらけでは子どもたちには魅力ないですから。まして、瀬戸の子どもにとっては陶器なんかは見慣れた存在でもあるわけですし。せともの祭にもいろんな屋台は出ますが、いかんせん広すぎます。
 夜の闇の中、裸電球に照らされる綿菓子やりんご飴はとても輝いて見えましたね。
 数年前から、道に出ていた屋台は境内にまとめられ、昔とは少し風情が変わってきました。でも、あの懐かしい「お薬師さん」の夜祭の雰囲気は十分残っています。

 お寺のお坊さんの話によると(うちは檀家なので月参りに来ていただいています)、現在本堂の屋根の葺き替えの準備が進んでいまして、「お薬師さん」だけを残し本堂内のご本尊などはすべて別の場所に移されているとか。少しいつもとは趣が違うようです。


普段はご本尊横の見えにくい場所にある陶質十六羅漢塑像も回収工事の関係で庫裡に移されていました。明るく広い場所でゆっくりと拝見することができました。

 

2008/11/08


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