瀬戸だより 126 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

126号 「水琴窟の響き」という話

2008/00/00発行



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品野で見つけた水琴窟。

 肌寒くなってきました。本格的な秋到来といった感の瀬戸です。
 今日からは11月。年末の干支置物、勅題茶碗のご注文をいただく季節。毎年のことですがスロースタート、後であわてるというパターン。特に今年は作家さんで年末年始に個展を控えていらっしゃる方が多く、見本の揃うまでにまだ少しかかりそうです。

 来週の土日、11月7日と8日は瀬戸で恒例の「窯元めぐり」が行なわれます。瀬戸市内の窯元が多く集まる赤津・水野・品野の各地区と市内中心部が会場になります。
 最近は普段から陶芸教室などで作陶を楽しむ方も増えています。普段はなかなか一般の方が入りにくい作家さんの陶房や窯元が公開されます。せとものの生まれる現場を直接見て、気軽に作家さん・職人さんと会話が楽しめたり、いろいろなも催し物が用意されていたりと楽しい企画になっています。
 まだ紅葉には早い瀬戸の山ですが、窯元や各地域をウォーキングで回るという方もいるようです。歩くには気持ちのいい季節です。

 さて、先日上記の会場にもなる品野の町を歩いていると小さな公園の片隅に「水琴窟」があるのを見つけました。
 水琴窟というのは穴を掘り、底に穴を開けた大きな瓶を伏せて埋めたものというのが大体の構造でしょうか。周りや上を玉石・割り石で埋めたり、下の部分の水はけを工夫したり、そこに鉢のようなものを置いてみたりと工夫はそれぞれ必要なようです。
 柄杓などで上から水を注ぐと、瓶の底の穴から中へと滴るしずくが落ちるたび瓶の中で音が共鳴して、なんとも深い響きとなって聞こえてきます。大きめの瓶といっても所詮は瓶の大きさですが、そこから聞こえる音は無限の広がりを感じさせます。ちょうど大きな鍾乳洞を想像してしまいます。
 水琴窟は江戸時代に作られ始めたそうです。茶室の蹲や庭の造園の中で発達してきました。当時から風流で粋なものだったようです。

 この水琴窟、ネットで検索してみるとたくさんの方がその魅力を伝えるサイトを作っていらっしゃいます(音を聴くことのできるサイトももちろんあります)。
 この品野の水琴窟も近くの「ギャラリー風」のオーナーさんが手作りで作ったものです。ずいぶん研究をされたという話を以前にうかがいました。瓶の大きさや形、厚み、焼きしまり具合で音色は大きく変化するとも聞きます。
 庭に手を入れる際、スペースが許せばこんな水琴窟作りなんていうのも楽しそうですね。
 窯めぐりで品野を歩くという方は、ぜひこの水琴窟も楽しんでみてくださいね。

2008/11/01

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