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メールマガジン「瀬戸だより」のバックナンバー集。画像や情報の追加もあります。
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 112号 「何だって瀬戸物で作っていたんだ」という話
7月も終わりです。暑い日が続いています。瀬戸の町は山に囲まれて涼しそうなイメージですが、夏は蒸し暑くとても厳しい季節です。なにしろ昨年は山を挟んで隣の岐阜県多治見市が日本の最高気温の記録を塗り替えました。気候的には瀬戸だって似たようなものです、たぶん。 8月になると終戦記念日など戦争の歴史を振り返ることが多くなります。瀬戸は戦時中は特別空襲などの大きな被害は受けなかったように聞きます。 戦時中、鉄などの物資が不足したというのはよく聞きます。瀬戸ではその供出された鉄製品の代用品を多く生産していました。 うちのご先祖も当時は代用品を作っていたようで、本家のおじいさんからいただいた水筒が手元にあります。陶器でできた水筒ですが、色は銀色のペンキか何かで塗られています。これも「金属」をまねているようですね。よく売れたそうですが、子どもたちが空になった水筒を石投げの的にして割ってしまうという「欠点」もあったようです。 ガスコンロも陶器で作られています。何かひびでも入ったらガスが漏れて怖いような気がします。でも、考えて見れば今も瀬戸にはガス機器の工場がいくつもあります。冬場、暖房に使うガスファンヒーターや石油ファンヒーターなどの実際に燃焼させるバーナー部分はセラミックで出来ています。つまりは広い意味での瀬戸物ということになりますね。これらが当時のコンロの技術からの発展なのかどうかはわかりませんが、今もそのパーツでは瀬戸の企業がかなりのシェアを持つという話も聞きます。 私たちは戦争を知らない世代です。戦場の悲惨さや原爆・空襲などテレビなどよく取り上げられて知る機会も多いのですが、比較的日々の生活の中でのこうした苦労を考える機会はあまり多くありません。 瀬戸市の深川神社近くに法雲寺というお寺があります。そこに代替として作られた陶製の梵鐘が今もあります。鉄で出来た鐘は打てば響くものですが、陶器の鐘はどんな音がするのでしょうか?たぶん音を出すという本来の鐘の目的というよりは、見た目の代替という意味合いが強いように感じます。金属の鐘を打つように陶製の鐘を打てば結果は想像できそうです。この鐘も時代を物語る大切な資料の一つですね。
2008/07/26 |
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*2009/01/05 画像を追加。 |
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