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 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜

090号 「瀬戸名物・ごも」という話
2008/02/23発行
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わが家の「ごも」。

 地元新聞によりますと、瀬戸市内でゴミ袋が不足しているとか。普段はあちこちの店で売っているものが、品切れ続出の状態です。
 瀬戸市のゴミ回収は市の指定する黄色のゴミ袋にいれてというのが約束です。そのゴミ袋が4月から値上げされるということで、今のうちに買っておこうとする市民が多く、ゴミ袋の供給が間に合わなくなったということのようです。
 今回のゴミ袋の件も原料費の高騰ということが値上げの大きな要因になっていますが、ここのところの原油高によるガソリン代をはじめいろいろなものの値上がりというのは困ったものです。


瀬戸の人にはお馴染みの黄色い袋。

 さて、本題。今回は瀬戸名物の食べ物の話。以前の瀬戸だよりで「鰻は捕れないけれど、鰻屋さんが瀬戸には多い」という話を書きました。
 瀬戸の料理屋さんの中には「ごも」というメニューを出しているところがあります。「ごも」というのは「五目めし」「五目御飯」のことです。瀬戸の名物と言うくらいなので、何か特別な具が入っているとか、特別な味付けになっているとか、期待してしまいますが‥‥まぁ普通の五目めしです。

 これがなぜ瀬戸の名物かと言えば、深くせともの作りの現場、窯にかかわっているからでしょう。
 普段の窯場の仕事も力仕事が多かったりしますが、窯を焼くということは特にたいへんな重労働です。窯に火が入ると緊張感も高まります。さらに窯が攻めにはいってくると、休むことなく薪を入れ続けることになってきます。薪窯を焼いたことがある人は、投げ込まれた薪が手を離れた瞬間にバチバチと音をたて一気に燃えていく瞬間を見たことがあるかもしれません。次々と薪が炎の中に消えて行きます。
 そんな時は窯場の職人たちはのんびりと食事をとってもいられません。おかずとご飯が一緒になった「五目めし」は時間をかけず食べられる便利な食事となってきます。

 昔の窯作業を撮影した写真・映像などを見ていると、窯の脇で車座になって茶碗片手に食事をしている職人たちの姿があったのします。簡単に食べられると言っても「おむすび」にせず茶碗で食べているのが瀬戸らしく感じます(手を洗う時間も省略できるしね)。片時の休憩時間なのか、おいしい食事のせいか、笑みがこぼれています。
 巨大な登り窯となるとそんな窯を焼く日々が何日も続きます。
 そんな職人さんたちの好物の「ごも」は普段からもよく食べられていたようです。

 今も瀬戸の学校では「瀬戸のごも」として給食のメニューとして登場しているようです。

2008/02/23


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