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 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜

088号 「ネットオークションを見て‥」という話
2008/02/09発行
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文章とは特に関係ない画像です。
瀬戸中心部の瀬戸川。パルティせとから。
まだ川岸の銀杏が色付き始めている頃、秋の撮影ですね。

 最近はヤフーを始めネットオークションが人気です。実用的なものや趣味のものまであらゆる物が取引されていますね。もちろん、陶芸品や骨董品も出品されています。
思わぬものが安く入手できたりと、「はまっちゃっている人」も多いようです。
 そんなお客さんから時々電話をいただきます。「今、インターネットのオークションを見ていたら、○○先生の作品が出ている。かなり安いけど、どう思う?」。この場合、「○○先生」というのは瀬戸を代表したようなかなり有名な陶芸作家で、亡くなってしまっている方が多いのです。「どう思う?」というのは、安いけど本物なのか、いいものなのか、何か問題ないか、実際はいくらくらいなのか、それで入札すべきか、ということを総合しての「どう思う?」なのです。

 毎年出版される美術年鑑などには、その作家さんそれぞれの評価額が記載されていたりします。その額というものはその作家さんの作品(抹茶茶碗、あるいは基準になるサイズの作品は決められています)が取引された際の最高額であることが普通です。100万円の評価が書かれていたとしても、その作家さんのすべての作品が100万円であるわけではありません、当たり前ですけど‥‥。高価に取引されることの多いのが抹茶茶碗。それ以外のものはそれなりの価格になってきます。
 また、作家さんには(美術展・個展に出品するために)製作した作品の他、記念品や一般向けに数を作った品物もあります。そのあたりは作家さんによって違いますが、たとえば作品に入れるサインや印をかえているとか、量産のものは作家個人名でなく窯の名前にしているとか、箱書きの仕方を替えるとか‥‥、何らかの区別されている方も多いようです。
 「かなり安いけど、どう思う?」という時は、その作家さんが何かの記念品などでかなりの数を製作したものである事が多いように感じます。もちろんニセモノということでもありませんので、そのあたりをひととおり説明して「納得して買って楽しまれるにはいいのではないでしょうか」ということになります。私自身骨董の鑑定家などではありませんから、この程度のアドバイスしか出来ません。

 さて、そんなネットオークションですが、たまに見ていると古い骨董など「ん!」とかなり興味の引かれるものもよくあります。誰でも出品できるネットオークションだけに価値の判って出品している人だけではありません。かなりお得に入手できる場合もあるようです。
 しかし、骨董市などで実際に手にとって細かなチェックをしても(悪意かあるかどうかはともかく)「だまされたー」「思っていたほどのものではなかったよー」なんてこともあるのが事実。モニター上の画像で判断しなければいけないネットオークション、その分さらに注意してお楽しみください(私自身は「実物をよく見て納得したい派」です)。

2008/02/09


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