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 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜

080号 「来年は子年」という話
2007/12/15発行
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来年の干支「子」から。加藤綱助作。

 ホームページやブログの方にも書きましたが、当店では今が一年で一番忙しい季節。先月の「瀬戸だより」でも紹介しました御題茶碗、そして干支の置物の出荷のピークとなっています。

 干支を扱っている関係で今年の干支は亥、来年の干支は子(ねずみ)とわかっているのが当たり前なんですが、お客様と話をしていると「来年はなに年?」「そうか次はねずみかー」なんて言われることがあります。なかなか一般的には年賀状を前にする頃にならないと次の干支は意識しないようです。


前川電光作。

 干支の置物と一言で言ってもピンからキリまでいろいろとあります。年末に地元の銀行なんかが持ってきたりする(全国的にはどうなんでしょうか。うちの近くでは持ってきますね。売るほどあるからいいって言うんですけど‥‥)小さなものから、陶芸作家が一点一点手作りで作り上げるものまで。陶器に限らずいろいろな分野でも作られています。


前川電光作。

 当店で人気と言えば、やはり陶芸作家の手作りのものですね。一人の気に入った作家さんで十二支をコレクションするという方も多いようです。そして12年過ぎて干支がひと回りすると、別の作家さんに代えてさらに次の12年をコレクションする、あるいは同じ作家さんでさらに続けて次の12年もという方もいらっしゃいます。手作りの作品ですから、同じ作家さんであっても12年経つと技術や作風も変化してきます。たとえば同じポーズの干支を作ったとしても、12年前とは同じには作れません。そういう作風の変化を楽しむというのもせとものの楽しみ方のひとつと思います。

 個人のコレクションだけでなく、贈答用に干支を買われるという方も多いですね。会社から取引先の会社へというのもよくあります。営業担当の方から「自分の届けた干支の置物がその会社の玄関に飾ってあると、胸を張って訪問できる」とか「応接室に毎年届けた干支がひとつずつ増えていき、その会社との付き合いがもうすぐ10年になると気付いた」なんてお話もよく聞きます。作家手作りの貴重な干支は、贈られる側の喜び・楽しみも大きいようで、ひととひとの結びつきも強くしてくれているようです。


河村峰生作。

 自分の生まれ年の干支は大きく立派なものを、と特注で依頼されるお客様もいらっしゃいます。十二支を揃えていても「ヘビだけはどうも‥‥」ということで、パスされる方もいます。地元ドラゴンズのファンが多いせいか、辰年は注文が多いような気がします。
 なかなか干支をめぐる話も多いですよ。

2007/12/15


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