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 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜

074号 「御題茶碗 〜火〜」という話
2007/11/03発行
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田沼春二作 勅題「火」茶碗
今年当店で扱う御題茶碗(▼の方も含め)は
こちらからお問い合わせください。

 11月です。先日の中日ドラゴンズ53年ぶりの日本一で、今週末は名古屋市内はもちろん瀬戸市内のスーパーや量販店でも優勝記念セールで盛り上がるようです。

 11月になって(やっと!)御題茶碗 (勅題茶碗)の見本がすべて揃ってきました。
御題茶碗というのは、毎年宮中の正月行事「歌会始め」に出される題(御題)にちなんで製作される抹茶茶碗の事です。作家さんたちがその御題をどのように茶碗の上に表現するか、センスの見せ所といった感じです。

「瀬戸だより」016号
「せともの質問箱」〜過去の御題など

 京都の清水ではその特色を活かして御題にちなんだいろいろな絵を描いたりするようですが、瀬戸では瀬戸らしい釉薬・技法をつかった茶碗がやはり多いようです。各産地の特色も見えてくるようです。

 来年正月の歌会始めの御題は「火」。
 現在、その見本が出そろい年末年始に向けて製作中というところです。
 火をテーマにした茶碗。考えるとなかなかむずかしいものです。
火から連想する、例えばかがり火だったり花火だったり、大文字焼なんていうのはほとんど「夏」の物がばかりなんですよね。新春の歌会始め、そして初釜などに使っていただくことを考えると夏の季節を連想されるのもちょっと‥‥ですね。冬の火‥‥意外と難問ですね。

 今年は集まってきた見本を見る限り、火そのものをデザイン化して茶碗にあしらったものが多いように感じます。考え過ぎていろいろと描き込んでしまうと、せっかくの茶碗が野暮ったく見えてしまうのでシンプルに仕上げた方が良いようです。
 「御題そのものを描くようなことをせず、御題を連想させる」「御題茶碗としてだけでなく普段から使ってもらえるデザイン」というあたりを考える作家さんが多いようです。


安藤敏彦作 御題「火」茶碗


山口宏夢作 御題「火」茶碗


中島卓作 御題「火」茶碗


杉浦文泰作 御題「火」茶碗

 勅題茶碗は毎年つくられるものです。洋食器などにあるイヤープレートのようにコレクションとして、毎年買い求めていただき楽しんでいただくこともできます。その年につくられた茶碗の中から気に入った一点を選んで集めても、またお気に入りの作家さん一人に決めて集めていくのも楽しいようです。

 抹茶茶碗といえば高価なイメージがありますが、御題茶碗に関してはどの作家さんも「お値打ち」につくっていただいています。年末年始の贈り物としてもよく使っていただいています。
おひとついかがですか?

 勅題茶碗・干支置物についてはこちらよりお問い合わせください。(メールフォーム)

2007/11/03


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