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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 069号 「岐阜県美術館〜荒川豊藏」という話
現在、岐阜県美術館で「緋色を求めて―志野にかけた半生 人間国宝 荒川豊藏」が開かれています。 ■岐阜県美術館 荒川豊藏の志野陶片の発見というものは当時の日本陶磁史を書き換える大事件でした。 今回の展示もその古志野筍絵筒茶碗からスタートしています。展示ケースの中で「高台に付着した土から‥‥」という解説とともに茶碗が置かれています。でも、普通に置かれていますから高台は見ることは出来ません(図録には高台部の写真もあります)。展示ケースの中に手を突っ込んで裏を見たい衝動にかられます(もちろんやってはいけません‥‥)。筍絵筒茶碗、そして発見された陶片や資料など、このあたりの展示は志野陶片の発見への興奮が伝わるような感じですね。 今回は荒川豊藏の陶器作品のみでなく、その作品を囲むようにスケッチなどの資料や(豊藏の目指した)桃山の古陶器、親交のあった当時の芸術家たちとの共作など、作家・荒川豊藏自体を回顧できる展示になっています。作品に添えられた解説カードも簡潔かつ製作の裏側までわかるすばらしいものでした。 陶器を作る人も、楽しむ人も、使う人も、何か心に響くものを感じる展示と思います。お薦めです。
岐阜美術館では11月4日日曜日までの展示。その後、岡山県立美術館(平成20年1月16日〜2月24日)、茨城県陶芸美術館(平成20年4月19日〜6月22日)と巡回します。お近くの方はぜひ! そういえば荒川豊藏も北大路魯山人の星岡窯で製作していた時期があるそうです。いかに魯山人のもとに当時の腕利きの陶工たちが全国から集められていたかわかりますね。 2007/09/29 |
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