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 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜

063号 「せともの祭りがやってくる」という話
2007/08/18発行
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昨年のせともの祭から。
お祭が近づくにつれ、市内の飾り付けも増えてきます。

 暑いです。瀬戸も連日の猛暑となっています。
8月16日には瀬戸の隣・多治見市で40.9度の国内の観測史上の最高気温を記録しました。当日の午後、瀬戸から多治見に向かっていましたが、国道の峠にある電光表示の温度計は42度を表示していました。
山が近かったり緑が多かったりと、多少涼しげなイメージを持つ方もいらっしゃるようですが、この地方の夏は蒸し暑くて気温も高いきびしいものです。

 お盆休みの開けて今週17日には、せともの祭りの廉売市出店者の場所の抽選が行なわれています。9月の第二土日、今年は8日・9日がせともの祭りとなります。カレンダーの関係で今年は早くせともの祭りがやってきます。

 少し前までは9月の第三土日がせともの祭りでした。その頃は毎年雨が降るという(ひどい年には台風が直撃したりする)のが「恒例」になっていました。お祭りの主役である磁祖・加藤民吉が九州においてきた妻の涙雨という伝説もあります。あまりに雨が多いせいか、何年か前から一週間ずらして第二土日の開催になりました。第二土日になってからは、あまり雨は降らなくなりましたが今度は残暑の厳しい時期となりました。見にいらっしゃるお客さんも、テントの下にいる出店者も暑さ対策がさらに必要になっているようです。

 以前は瀬戸川の北側の道に沿って駅前から中橋あたりまで続いていた廉売市も、ここ数年は駅前ビルのパルティせと裏の広場から瀬戸川南岸に沿って瀬戸蔵あたりまでとずいぶん短くなってきました。警備の都合などからかなかなか道路の使用許可が出にくくなっているという話もよく聞きます。かつては国道を2日間止めて行なっていましたが、今は夜間は通行できるようになっています。朝の準備段階でもぎりぎりまで規制がかからず、出店準備がお祭りの開始時間に間に合わないというようなこともあるようです。

 いろいろな事情もあると思いますが、せともの祭り自体も時代とともに変化しているように感じています。昔からのせともの祭りのイメージは「せとものが安くたくさん買うことができる」というものでした。お店など業務用に使うために遠くから来たという話もよく聞きました。たくさん買い物をして大きな荷物を持った人たちが瀬戸電で帰っていくのもよく見ました。ここ数年は大きな荷物をもって帰っていく姿というのはあまり見なくなってきました。核家族化で多くの食器を必要としなくなったのでしょうか。また、安いものならば「近所の百円均一のお店」でも買える時代になってきたということなのでしょうか。値段はともかく「本当に気にいったものがあれば買う」という意識の方が多くなっているようです。

 せともの祭りも一つの転機を迎えていると感じている関係者も多いと思います。単に買い物をするためのお祭りから、いろいろなイベントや展示を楽しむお祭りへと変化してきているように感じます。そのため廉売市と平行して今までなかったようないろいろなイベントも企画されるようになってきています。

 たとえば、今年品野陶磁器センターの会場では陶磁器以外の木工や金属などのクラフト作家が参加する「SETO品野クラフトフェア2007」というイベントが行なわれるようです。もの作りという共通な異なる分野との交流という点でも面白いかと思います。いったいどんなイベントになるか、とても楽しみです。

 この先、せともの祭りはどんな形に変化して行くのでしょう。でも、多くの人が集まり楽しむことができるお祭りであることが一番と思います。そして楽しんだ後、気に入ったせとものを買って帰っていただき、家でも楽しんでいただければそれが作り手・売り手にとっても最高のお祭りになりますね。

■「瀬戸だより」066号「民吉帰還二百周年のせともの祭りだ!」という話はこちら。

2007/08/18


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