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メールマガジン「瀬戸だより」のバックナンバー集。画像や情報の追加もあります。
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 055号 「黄瀬戸の胆礬(たんぱん)」という話
黄瀬戸は瀬戸を代表する釉薬の一つ。そして、黄瀬戸の器といえば胆礬(たんぱん)という装飾がきれいです。 しかし、この胆礬という漢字も難しいですね。難しいというのを通り過ぎて、「礬」の字にいたっては「まず普通に生活していたら、一生見る事がない」かもしれませんね。 黄瀬戸という釉は文字通り黄色い釉薬です。透明でツヤもある物もあれば、ざらざらとした表面のマットの物もあります。もちろん黄色の濃さも多種あります。そこは作家さんの好みや用途などでいろいろな表現がされているということでしょう。 この黄瀬戸釉、黄瀬戸単色で使われることはあまり多くなく、織部のようなグリーンが装飾に使われることが通常です。透明感のあるガラス状の黄瀬戸とかでは、実際の織部の釉薬と掛け分けたり、流したりして黄色と緑色の混ざり合うさまを楽しんだりしています。 この銅という発色剤にはユニークな点があります。窯で焼成される中で生地を抜けてその裏側でも発色するのです。胆礬のある黄瀬戸の器を見たら、ぜひその裏側も見てください。生地を抜けた銅がほんのりと緑色を見せているのが見つけられると思います(すべての胆礬が裏まで抜けているという事ではありませんので、裏は黄色いままということもあります)。
当店でもお客さんと話していても、この地方の焼物と言うと「織部」のイメージが強く、人気もありますが、黄瀬戸もいろいろと見てみると、新しい発見が多くやっぱりいい物ですね。 2007/06/23 |
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