瀬戸だより 043 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

043号 「陶祖祭と藤四郎」という話

2007/03/31発行



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瀬戸公園にある陶祖碑はこの建物の中に‥‥。

 瀬戸市内の桜も咲き始めました。明日からは4月。新年度の始まりですね。  4月というと、瀬戸では陶祖をお祭りする陶祖祭ですね。今年も4月の14日・15日がお祭りとなっています。
 9月のせともの祭とくらべると地味な印象というかメジャーな感じはありませんが、子どもたちにとっては町内ごとのお獅子、そしてその後はお供えのお菓子をいただける楽しみな祭ですね。その他にも廉売市や展示など、市内各所でいろいろなイベントが予定されているようです。

 さて、この陶祖さま、瀬戸では藤四郎さんと親しみをこめて呼ばれていますが、加藤四郎左衛門景正というのが正しい名前。加藤の「籐」と四郎左衛門景正の「四郎」の部分をくっつけて「藤四郎」となったようです。歴史の教科書に載っている時は「加藤景正」になっていたかと思います。また春慶とも呼ばれます(名前の多い人ですね‥‥)。
 生没年や出処についても諸説ありますが、概ね「鎌倉時代に道元禅師とともに宋に渡り、進んだ陶器の製法を学ぶ。帰国後中国に似た土を求めて諸国を廻り、瀬戸の祖母懐の地で良質な陶土と巡り会い、この土地で陶器を作った。」というような物語が知られています。また、昔からその存在自体を疑問視する説もあります。昭和初期の加藤唐九郎氏の著書「黄瀬戸」の焚書事件も陶祖藤四郎を否定したことによっておきています。
 藤四郎の存在も含めて、本当のところはよくわかりませんね。でも、瀬戸では「藤四郎さん」は今でも陶祖として親しまれていますし、藤四郎が瀬戸の歴史のヒーローであることは間違いありません。 最近、やはり存在が疑問視されている聖徳太子のように、歴史のロマンを感じる話と思います。

 陶祖さまが祭られているのは、市内中心部の深川神社内の陶彦社。なかなか趣のあるお社です。最近は願いごとを書いて奉納する「お願い狛犬」というものもあるようです。陶器業繁盛に特にご利益があるようです。

 この陶彦社とは別に、瀬戸公園には陶祖の偉業を記した陶製の「陶祖春慶翁之碑」があります。幕末・慶応3年に建てられた陶製の六角柱の大きな碑で4メートルを超す高さです。今は昭和44年に作られた覆堂で囲まれ保護されています。瀬戸の観光ルートからは外されがちですが、陶彦社とともにこの碑もぜひ見ていただきたいですね(瀬戸公園、夏は蚊が多いので気を付けてくださいね‥‥) 。

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瀬戸公園の陶祖碑。
29個のパーツからなり、高さ4,1メートル。
1867年加藤岸太郎作。国内最大級の陶製碑


2007/03/31

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