瀬戸だより 042 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

042号 「白い川~瀬戸川~」という話

2007/03/24発行



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2007年3月撮影。改修工事の真っ最中。

 瀬戸を訪れた人ならば、市内の中心を流れる瀬戸川を見たことがあると思います。
瀬戸市街を東西に流れる川、名鉄の尾張瀬戸駅前を流れる川、せとものまつりでは廉売市の並ぶ川です。
 今、その尾張瀬戸駅前あたりの瀬戸川は河川敷を遊歩道や公園とするための大規模な工事の最中でたくさんの重機が川の中で働いています。

 水辺を観察するとたくさんの水鳥も集まってきています。もう少し下った市役所の辺りまで来ると、鯉などの魚の泳ぐ姿も見えます。
 しかし、店主の子どもの頃は(1970年代)は真っ白にミルクを流したような川として有名でした。これは見たことのない方には、想像できないかと思いますが、本当に真っ白な透明感のない水が流れていたのです。
 この瀬戸川の白さというのは、粘土などの窯業原料の産出と深く関わっていて「瀬戸川が白く濁るのは瀬戸の産業が盛んな証拠」などとよくいわれていました。盆や正月に工場がまとまった休みに入ると、少しだけですが瀬戸川の流れも透明になったりしていました。
 子どもの頃、市役所の前あたりの河川敷で野球とかしていると、川に落ちたボールを拾いに行くのは本当に嫌でしたねー。生活廃水も結構流れ込んでいたので臭いがひどいところもありました。
 また、川原に降りると瀬戸で「せんべい」と呼んでいた丸い薄い(本当にせんべいのような形の)陶片がよく捨てられて落ちていました。これは、せとものを窯づめする時に品物が棚板に付かないようにするため、薄く平らにした粘土を棚板と品物の間に入れていたものです。川面に石を投げて遊ぶ水きり(水面で投げた石がピュンピュン跳ねるあれです)にこの捨てられた「せんべい」は最適で面白いように水の上で跳ねていました。楽しかった思い出です。

 昭和も50年代に入り、各地で公害が問題化してきた頃からか、徐々に瀬戸川も真っ白な川から普通の流れを見せる川へと戻っていきました。そして、まだ清流とかいうのにはほど遠い川ですが(それは絶対無理と思います‥‥)、白かった頃には想像できないほどきれいになり、魚や鳥も戻ってきました。
 そういえば、瀬戸駅前あたりの瀬戸川に大きなスッポンもいましたね。時々橋の上などから見ることも出来ました。瀬戸窯業高校の生徒だった人にはおなじみだったかと思いますね。今でもいるのでしょうか。

 今は、河川敷も陶壁や陶板などで飾られて、散歩している人も結構多くなってきましたね。休みの日などゆっくりと瀬戸川に沿ってウォーキングしてみるのも楽しいと思いますね。

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十三橋下流の陶壁

2007/03/24

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