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 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜

041号 「そういえば瀬戸蔵‥‥」という話
2007/03/17発行
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瀬戸蔵にあった瀬戸蔵の模型。

 以前から何度か「瀬戸だより」に登場している瀬戸蔵。先週の「瀬戸だより」も瀬戸蔵がらみの話でしたね。その割に今まで瀬戸蔵自体を取り上げたことがなかったなぁと、ふと気がつきました。今回はその話題。

 瀬戸蔵のオープンは愛・地球博開幕直前の2005年3月。オープニングイベントでは「モリゾー・キッコロと記念撮影ができる」ということで、子どもを連れてずいぶん長く並んだのを思い出します。

 場所は市内中心部、記念橋南側。以前は瀬戸市民会館のあった場所です。旧市民会館にあった北川民次の陶壁が今は瀬戸蔵東側に移設されていますね。市内に点在していた歴史民俗資料館やホールなどの施設を集約した感じです。

 現在常設の映画館がなくなってしまっている瀬戸にとって瀬戸蔵で定期的に開かれている映画上映会を楽しみにしている方も多いようです。

 瀬戸蔵の見どころといえばやはり2階にある瀬戸蔵ミュージアム。昔の尾張瀬戸駅が復元されています。そこには懐かしい緑色の瀬戸電が展示されています。この瀬戸電は瀬戸蔵建設の際、あとからの搬入が無理なことから(大きいからね)、先に設置場所の高さにやぐらを組んで空中に固定してそれから瀬戸蔵の建物本体を造るという方法で設置されています。大きなクレーンで瀬戸電車両を吊るして設置する作業は話題となり、その日はカメラを持って見物にもいきましたね。


■2004年春の撮影。工事中の瀬戸蔵とやぐらの上の瀬戸電。

 駅だけでなく他にも昔の窯元の仕事場が再現されていたりして(昔の‥というものの今の窯元でもそれほど変わらないところが多いですが)、楽しみながら見学が出来ますね。
 入口で聞いたところ、禁止の表示のあるところ以外では写真を撮ってもいいとのこと。懐かしい瀬戸駅での記念撮影や瀬戸電運転席での撮影(子どもは大喜び!)でも楽しめます。
 陶器作りの道具や企画展示のコーナーを抜けると広いホールに出て、3階に上がるようになっているのですが、そのホールの角でビデオが流されています。瀬戸で最後まで使われていた巨大登り窯・王子窯の最後の焼成を地元の映像作家・加藤雅巳氏が記録した作品です(もう40年ほど前のものでしょうか)。当時の「窯焼き」の様子が解る貴重な作品です。
 3階に上がると瀬戸の陶器を時代にそって見ることのできる広い展示室になっています。圧倒的な量の展示です。途中、休憩場所のように展示室の外にでられる場所があるのですが、そこの壁の引出しには瀬戸市内の窯跡から発掘された大量の陶片があり、自由に見ることが出来ます(手に取ることは出来ませんが)。

 ミュージアム内は前もってお願いしておけば(団体のみかな?)、学芸員さんの解説付きで見せていただけます。窯元や窯道具の解説もそうですが、特に3階部分の展示の解説はお薦めです。とにかくよく解ります。

 今まで瀬戸の見学コースというと核になるような場所もなく困っていましたが、瀬戸蔵が出来て便利になりました。1階には食事するところもあるし(食事後に丼をもらって帰ることのできるメニューは結構人気です)、買い物するところもあり(組合直営、瀬戸の窯元のものが並んでいます)ます。駐車場も十分ありますが、バスの駐車スペースは3台ほどしかありませんので、これは事前に予約が必要です。

 瀬戸にお越しの際はぜひお立ち寄りください。また、長年瀬戸に住んでいる方でも何かが発見できる施設と思いますよ。

2007/03/17


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