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 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜

037号 「換気には気をつけよう」という話
2007/02/17発行
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今はガス窯が主流です。プロパンガスのご家庭もまだまだありますね。
(瀬戸にお住まいの人にはちょっとなつかしい写真でしょ。)

 春一番が吹き、記録的暖冬から一気に春に‥‥と思っていたら、また急に寒くなってきました。「暖かな冬」に身体が慣れていたせいか、一段と寒さを感じますね。

 最近のニュースでは、立て続けにパロマ、リンナイの製造したガス器具の不具合による一酸化炭素(CO)による死亡事故が報じられています。(この2社は名古屋が本社ですね。リンナイは瀬戸市内にも工場があります。)

 十分な注意をして扱っていても、瀬戸でも何年かに数件はそんなCO中毒事故のニュースを聞きます。

 瀬戸でせともの作りに使われる窯も今はガス窯が主流です。
 陶器の窯の場合は使うガスの量も湯沸かし器などよりもずっと多いことは想像できます。

 窯の焼き方には通常「還元」と「酸化」の大きく分けて2種類の方法があります。酸化焼成はガスを完全燃焼させて、釉薬に含まれる鉄や銅などの金属を(文字どおり)酸化させる焼き方。還元焼成は窯に入る空気を少なくし、意図的に不完全燃焼させて、COガスにより釉薬中の金属と結びついていた酸素を奪うという焼き方。言ってみれば窯の内部にCOガスを満たすような方法です。考えれば、ちょっと心配ですね。
もちろん、ガス窯には煙突があり窯の中のガスはそこを通って外部に排出されますが、換気は大切です。以前は窯というと屋根だけがあるような場所であったり、壁はあってもすきま風が自由に入り込むような場所だったりと、ほって置いても換気されるような場所が多かったように感じますが、最近は窯が小型化してきたせいか工房のすみだとか、室内にも置いてあることもよくあります。
 夜、窯の番をしながら窯の横で(暖かいからね)ついうとうと‥‥なんていうパターンが危険なようです。COガスは空気より重いので床近くに寝るというのはガスの一番たまるところに居るということ。吸い込むと身体が痺れて、意識はあっても逃げることができないといいます。
煙突からの排気というのは、その日の気温や風向きなどでもずいぶん様子が変わるようです。毎回、問題なく大丈夫であっても、たまたまその日の条件次第で事故に‥‥という話も聞きます。

 冬の夜の窯焼きは寒くてたいへんですが、十分な換気は必要です。注意しましょう。
一般のご家庭でも、ガスを使用する時は換気を心掛けてくださいね。スイッチ一つで点火したりと、ガス機器も簡単・便利に進化していて安全に感じられますが、ガスそのものが恐いものであること、使い方次第でCOガスが発生することには変わりありません。ご注意を‥‥。

2007/02/23


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