瀬戸だより 032 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

032号 「陶製狛犬」という話

2007/01/13発行



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これはこま犬ではなく、陶製のお稲荷さんの狐。曽野稲荷神社にあります。

 昨年より愛知県陶磁器資料館において「企画展・陶磁のこま犬百面相」が開催中です(平成19年1月21日まで)。今回は企画展ですが、この愛知県陶磁器資料館の西館では普段より常設で「瀬戸・美濃のこま犬」が展示されています。店主はこの西館の展示がお気に入りで、時間があれば必ず立ち寄る場所です。内容は変わらない常設展ですが、あきませんね、何度見ても。

 今回は企画展としてこま犬が展示されているということで、ぜひのぞいてみたいと思っていましたが、年末のばたばたの中で見に行けずやっと年が明けて見に行くことができました。
 平日の昼間だったのですが、結構鑑賞されている方は多いように感じました。

 陶製のこま犬はかつての陶工たちが信仰から作り、神社などに奉納したもので、素朴なものから迫力のある写実的な感じのものまで多種多様です。犬そのもののようなやつや、ライオンのようなやつ、キツネやタヌキにしかみえないもの‥‥。こま犬といえば「阿吽」の形などいろいろな決まったスタイルというものがありそうなのですが、そこはあくまでも想像上のもので作り手の自由な発想というのがそこにあります。それが魅力です。

 普段の美術館・資料館でのお固い鑑賞ではなく、こま犬たちを見ていると思わず笑ってしまいそうになるようなこともあります。他の来場者同士の会話を聞いていても「まぁこれパグそっくり」とか「右側のこま犬の顔、○○さんの奥さんに似てない?(失礼!)」なんて聞こえてきます。

 瀬戸のこま犬といえば市内中心部にある深川神社の陶祖・加藤四郎左エ門景正(藤四郎)作とされる重要文化財のこま犬が有名です(神社内の宝物殿に保存されています)。また、こま犬ではありませんが、瀬戸・曽野稲荷神社には陶製の狐がいます。こちらは現役で本殿前に金網に囲まれて座っています(金網はいたずら・盗難防止のためで逃げないようにというわけではありません)。
 窯業の盛んな瀬戸ですから、石で彫って作るほかに陶工が心を込めて作ることも多かったのでしょうね。

 最近は沖縄がブームになって以来、せとものまつりの廉売市などでも手作りのシーサーを売っているのをよく見かけるようになりました。本当によく見かけます。
でも、なぜシーサーという気がいつもします。沖縄の文化の中で育ったものをわざわざ真似て作らなくても、瀬戸には昔からこの「陶製こま犬』の伝統・文化があるのですから。こま犬を作りましょう‥‥と思うのです。

2007/01/13

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