瀬戸だより 031 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

031号 「初窯と左馬」という話

2007/01/06発行



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作家・山口宏夢さんの初窯でいただいた左馬の抹茶茶碗。
彫で馬の字が反対に書かれていますが、わかりますか?

 あけましておめでとうございます。
 瀬戸も暖かく、穏やかな新年を迎えています。

 正月といえば「初」のつくことが多いですね。 初日の出、初詣、初夢など‥‥。そして「初釜」といえば新年の1月半ばの新春のお茶会です。でも、今回のお話は「初窯」。ちょっと字が違います。

 「初窯」というのは、新年明けての仕事始めの窯‥‥ではなく、新しく作った窯に最初に火を入れて品物を焼く事です。作家さんや窯元でも新しい窯を築くというのは、そんなに頻繁にある事ではありません。

 その「初窯」の時に瀬戸では「左馬の茶碗」を焼くというのが昔からの風習です。
 「左馬の茶碗」というのは馬という字を左右反対(鏡に写したように)書くとか、左向きの馬の絵を描くなどした茶碗の事です。抹茶茶碗のこともありますが、ご飯茶碗である事が多く、これを毎日使っていれば中気にならないという言い伝えが古くからあります。
 左馬というものはもともと縁起物でせともの以外でも絵や将棋の駒でも同様なものがあります。

 左馬の由来とはどういうものなのか、以前調べてみたことがあります。
 その由来は・・・・・・

 1 馬は左から乗るものであり、右から乗ると転ぶといわれています。転ぶことなく人生が過ごせるという意味。

 2 馬という字が巾着をしっかり結んだ形に似ていることから、富みのシンボルとして。

 3 馬は人が引くもの。それを逆に書くことで人を引いてくる意となり、商売繁盛につながる。

 4 馬を反対に書く、反対から読めば「まう」。「舞う」に転じておめでたい。

 他にもいろいろとありそうですが、こんな感じです。

 瀬戸の中気除けのおまじないは、この1の由来あたりからきているのでしょうか

 「初窯」という機会はなかなかありませんが、縁起物として「左馬」の品物は普段から作られたりしています。瀬戸で左馬の器を見かけたら、そんな由来も思い出してください。

 それでは、本年もよろしくお願いします。

2007/01/11

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