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 瀬戸だより 〜せとものについて話しませんか〜

026号 「盗難除けと紅葉のお寺」という話
2006/12/02発行
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雲興寺。紅葉と盗難除けで有名な古刹。

 12月に入りましたが、瀬戸の山々はまだまだ秋という感じです。瀬戸川沿いのイチョウの黄色は晴れた空にとても映えます。

 瀬戸にはこの「瀬戸だより」で以前に紹介した岩屋堂など、紅葉の名所もいくつかあります。今回紹介する雲興寺も境内の紅葉がとてもきれいでこの季節は多くの人が訪れます。瀬戸の赤津地区の奥にあります(白坂町・名鉄尾張瀬戸駅より車で15分くらい)。

見事な紅葉でしょ!

 紅葉の木々ももちろん、本堂の陶器の瓦の色もとてもきれいです。この瓦は赤津瓦といわれ、せとものと同じように施釉され焼かれているものです。
 ちょうど東海自然歩道のルートにも当たっていて、猿投山方面からハイキングしながら岩屋堂・定光寺方面にぬけていく方もありますね。

本堂の屋根は陶器の瓦です。

 今日現在(平成18年12月1日)、散った落ち葉が参道や境内に絨毯のように広がり、また見上げるとまだ紅葉も楽しめるという感じですね。(本当は先週お知らせすると、より見頃だったかな。すいません。)

 この雲興寺、紅葉の名所で有名なほか「盗難除け」のお寺としても有名です。いろいろな厄よけの社寺は全国にありますが「どろぼう」除けというのはちょっと珍しくありませんか。瀬戸の家では玄関によく「雲興寺性空山神」の御札が見かけられます(もちろんわが家にも!)。御札の他、護符など小さなサイズのものもあり、金庫とかカバンとかにも入れておけます。

性空石。気がつかない人も多い。

 雲興寺の山門前、左の方に「性空石」という大きな石があります。この石が「盗難除け・性空山神」の由来となっているものです。
 むかし、この土地で暴れていた化け物がいたそうです。そこで雲興寺のお坊さまが化け物退治に出かけ、その化け物に仏教の教えを説いて改心させました。そして性空と名付けられたその化け物は寺を守ることを約束して、石に姿を変えた(石に入っていった)ということです。それ以来、何度か寺が盗難の被害に遭いそうになっても泥棒が性空石に座ったまま動けなくなったりと、寺を守り続けています(性空石の話は何パターンか聞いたことがありますが、ほぼこのようなストーリーと思います)。
 性空山神をお祭りする「性空祭」は4月24・25日に毎年行われています。

龍眼池。

 雲興寺の山門をくぐって境内へと続く石段を登り始めます。するとすぐ石段の左右に丸い池がひとつずつあます。龍眼池という池です。
さて、想像してください。ふたつの龍眼池が目です。そして手前の山門が口、参道の石段が龍の体……。すると大龍山・雲興寺の名前の通り、お寺全体が大きな龍の姿に見えてきますねー。
ぜひ、雲興寺に行ったら、これも確認してみてくださいね。(龍眼池にもいろいろな言い伝えがあるようです。)

 この季節は雲興寺さんに訪れる人も多く、普段は広い駐車場も込み合います。バスは本数が少ないので要確認です。
 年末は何かと物騒な事件も多くなってきます。紅葉を楽しんだ後は、盗難除けの御札をいただいて帰りましょう。

2006/12/02


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