瀬戸だより 025 of せとものの話をしませんか〜加藤兆之助商店〜

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 瀬戸だより ~せとものについて話しませんか~

025号 「職人さんと作家さん」という話

2006/11/25発行



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本文には関係ないですが、瀬戸・赤津で撮影。

 さて、12月も目前ですね。

 せともの作りにたずさわる人は瀬戸にたくさんいらっしゃいます。その中には陶芸作家として活躍されている人もいますし、職人さんとして優れた技術で品物を作っている人もいます。「陶芸作家」「職人さん」その違いはなんでしょうか。

 陶芸作家の仕事は個展や美術展などで目にされることも多いと思います。では職人さんの仕事はどのようなものでしょうか。

 ひとことに職人と言ってもそれぞれに専門分野があります。ロクロ師といわれるロクロでの成型を専門にしている方。絵付職人は日々素地に筆を走らせ続けています。かつて巨大な登り窯の活躍した時代は、窯を焼く専門の職人がいたり、瀬戸物を遠くに出荷するための荷造りを専門とする職人さんもいました。
 昔から職人さんの仕事は瀬戸物のできるまでの過程それぞれに存在してきました。そして、その技術は何年・何十年とくり返されて、より優れたものに高められています。

 瀬戸の陶芸作家の多くはそれらの仕事をすべて通常一人で行なっています。(もちろん例外もあります。多種の職人を束ねて製作を行なう場合もありますし、弟子やスタッフを使っていることもあります。 )
すべての過程を個人が行なうため、当然作家の個性というものがより出来上がる作品に色濃く出てきます。

 作家と職人の仕事の違いを野球のピッチャーに例えてみましょう。
 作家は「先発完投型のエース」。メジャー挑戦の松坂選手のイメージかな。その試合(作品)の最初から最後までを責任もって作り上げる仕事です。
 職人は「先発・中継・抑えが専門化したチーム」という感じでしょう。それぞれの与えられた仕事を確実にこなしながら試合(作業)を進めていくイメージですね。昨年の阪神優勝時のJFKのイメージでしょうか。(……これってわかりやすい例えになっているのでしょうか?)
 そう考えると、やはり職人さんたちを束ねる「監督」としての「窯元の親父さん」の存在は重要ですね。
 職人さんの多くいる窯元は何か独特の楽しい雰囲気があります。そういう雰囲気を作り出すのも「監督」の仕事なのでしょうね。

 作家の仕事と職人の仕事、どちらが魅力的なのでしょう。「エースピッチャー」か「投手分業制」か……どちらのタイプの野球が楽しいように、どちらもそれぞれ魅力的な仕事ですね。

 何かと目に触れることの多いのは陶芸作家の仕事と思いますが、職人さんの(なぜか職人には「さん」を付けたくなってしまいます)仕事というものも機会があればじっくりと味わってみてください。

2006/12/01

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