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メールマガジン「瀬戸だより」のバックナンバー集。画像や情報の追加もあります。
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 017号 「箱書きの楽しみ」という話
先週末は「来る福招き猫祭りin瀬戸」ということでたくさんの方が瀬戸を訪れたようです。作り手もお客さんも、猫好きが集合したようで楽しいイベントでした。 抹茶茶碗、ぐい呑、花瓶、菓子器、銘々皿など当店でも通常木箱入りで販売している商品も多数あります。木箱の材料も以前はモミ材が主でしたが、最近では輸入のキリ材を使ったものになってきました。桐箱といえばとても高価なイメージだったのですが(もちろん国産の良質な桐はとても高価です)、今はほぼ100%この輸入材の桐箱でお届けしています。 木箱には箱書がされていますが、一部を除き基本的には作られた作家さんご本人に箱書をしていただいています。実はこの箱書というのがとても楽しいものです。作家さんそれぞれの個性がそれぞれの箱書に出てくるのです。無骨であったり、流麗であったり、ただひたすら個性的であったりと見ていて飽きません。以前、「作家の箱書は上手なことよりも、下手でも個性的な方がおもしろい」ということをどこかで聞いたことがありますが、まさにその通りと思いますね。そしてその文字はその作家さんの作風とどこか通じ合うものがあって、箱に書かれた文字と作品とを比べてみるというのも、一つの陶器の鑑賞の仕方・楽しみ方と思います。 そこでいつも不思議に思っていることがあります。美術館の展示で箱書の展示を見たことがあまりないということです。特に茶道具などでは箱・箱書は重要と思うのですが、全く無いということはありませんが、なかなか箱を見る機会には出会えません。陶器と違って痛みやすいなど保存上の問題や、限られた展示スペースの中では箱までの展示というのはむずかしいと思います。でも、美術館での箱書と作品のセット展示、絶対おもしろいと思いますよ。昔の茶人や作家たちの「書」を楽しむという観点から、箱書を主役にした企画展というのもいいと思います。 2006/09/30 |
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